おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
腸活には便のチェックが必須
毎朝、どんな便が出ているかチェックしていますか？
「出たからOK」と安心して終わっていたり、なんとなく見るだけで済ませている方も多いのではないでしょうか。
便の状態は、腸内環境や体の調子を知ることができる大事なサイン。
『便は体の中からのお便り』ともいわれるほど、毎日の観察は腸活や健康管理に役立ちます。
今回の記事では、腸活の基本ともいえる、腸内環境を知るための便のチェックポイント5つをご紹介します。
腸活に欠かせない！便のチェックポイント５つ
【１】色
健康な便は、黄褐色（黄土色～薄い茶色）。
腸内環境が整い、善玉菌が活発に働いているとこの色になります。
反対に、肉類の食べ過ぎや水分不足になっていると、濃い茶色になることが多いです。
食生活の見直しや水分補給を意識してみてください。
※黒っぽい、赤っぽい、白っぽい便の場合は、病気のサインの可能性もあるので、医療機関に相談をしましょう。
【２】かたち
理想の便の形はツルっとしたバナナ型。
コロコロ・硬めの便は、水分量が不足している可能性が高いです。
そんな時は、海藻・オクラ・なめこなどの水溶性食物繊維を意識してとりましょう。
逆に、細くて柔らかすぎる便が続く場合は、ゴボウやイモ類などの不溶性食物繊維がおすすめ。水分を吸収して便のかさを増やし、腸の老廃物をかき出す助けをしてくれますよ。
【３】におい
においが強くないのが理想の便です。
悪玉菌が増えて腸内環境が乱れていると、においが強くなります。
また、便が腸に長く滞留すると腐敗が進み、においの原因になります。
体臭や口臭にもつながってしまうので、スッキリ出す習慣を大切にしたいですね。
【４】量
便の量は1日、バナナ1.5本～2本分が目安です。
体にたまった不要なものを出すために、しっかり便を出すことが大切です。
量が少ない・残便感がある・お腹が張る、といった場合は、便秘のサインかもしれません。食物繊維と水分をしっかりとることで、改善が期待できますよ。
【５】回数
排便回数は個人差もありますが、1日に1～3回ほど、毎日出るのが理想です。
ただし毎日出なくても、1週間に3回程度、スッキリ残便感なく出ていれば、正常の範囲ともいわれます。
食事だけでなく、適度な運動も腸の動きを活発にし、便通改善に効果的です。
また、自律神経の乱れも便秘の原因となるので、日頃からストレスをためこまない工夫も大切ですね。
毎日の“便日記”をつけてみましょう
今回ご紹介した5つのチェックポイントを、ぜひ毎日記録してみてください。
こんなメリットがありますよ。
・腸の変化や不調にいち早く気づける
・食事や生活習慣との関係が見えてくる
・体調管理やダイエットの指標にもなる
・ストレスとの関係に気づける
・習慣化することで自分の腸の個性がわかる
便の記録をつけると、たくさんの気づきがあり腸活にもとても役立ちます。
手帳にメモするだけでもOKですし、便利なアプリもあるのでぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
毎日の便のチェックは、腸活の基本でもあり、腸や体の状態を知るためにとても大切な習慣です。
今回お伝えした5つのチェックポイントを日々の生活に取り入れてみてくださいね。
続けていくうちに、体からのサインに気づけるようになり、腸活がもっと楽しくなりますよ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
【3】大腸をなぞるように、時計回りにぐるっと円を描きます。
