この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
おはようございます。朝キャリメンバーの「ゆるるん」です。”「家族で良かった」と思える家族を増やしたい” という想いのもと、noteで、家族にまつわるあれこれを発信中です。

私は家族の介護を20年。実母は2023年に在宅で看取りました。
介護の始まりは、母が突然倒れたことでした。仕事は多忙で、出張も多く全国を飛び回る日々。私は仕事が忙しく、自分に余裕がないと身内にきつく当たりがちでした。そんな私に、まるで神様?仏様?ご先祖様?が問いかけているように感じました。「そんなに急いで何になる?それよりもっと大切なことがあるのではないか?」と。
手術後、思うように言葉や身体を操れなくなった母に付き添う中で、私の時間軸は変化していきました。
今回は、家族の介護を通して「今、ここ」に集中し、心を整えることができた「合掌」と「朝香(朝のお香)」の方法を紹介します。
母から学んだ「目覚めの合掌」で日常に感謝

目覚めの合掌とは、母が、リハビリを経てするようになった「目覚めたときに手を合わせ感謝する」ことです。手順は次の通りです。
- 【1】両手を合わせ「一日命を与えてもらえたことに感謝」
- 【2】指を一本ずつおり、動くことを確かめ、グーパー体操
- 【3】「動けることに感謝」と合掌で締めくくる
それまでの私は、目覚めたらガバッと起きてすぐ活動。前しか見ず、突っ走り勝ちな人間でした。この合掌は、私にとって、「今、ここ」に集中する儀式です。
母の介護を通して、時間の感覚が変わり、目の前の相手の話をじっくり聞く意識が芽生えました。縁あっての家族。日常が当たり前ではないことを再認識し、感謝する心も根付くようになりました。
心がざわついたときは「朝のお香」で無に戻る

そうは言っても、心がざわつくこともあるのが日常。「朝香」とは、そんな時に朝テーブルでお香を焚く習慣です。
朝、お香に火をつけ、一人静かに呼吸に集中し、立ち上る煙をながめ、香りをまといます。もし、雑念が浮かんでもそのまま受け止めるだけ。
「~なことが気になってるんだなぁ」と、評価をせずに、自分で自分を受け止める。そうすることで、心が穏やかになるのを感じました。
果物や野菜を味わって食べるのもおすすめ

いずれの習慣も、「今、ここ」に集中する、つまりマインドフルネスです。「マインドフルネス」や「瞑想」と思うと難しく感じてしまいますが、目の前の物に集中して、呼吸を整える。それだけで、いいんです。
例えば、食いしん坊な私は、果物や野菜を目の前に置いて、みずみずしさ、形の面白さ、触ってみて硬さを確認したりもします。
これから果物も美味しい時季になりますね。じっくり観察した後は、美味しくいただく。心が落ち着き、お腹も満たされ幸せになる。一石二鳥でおすすめですよ。
ゆるるんさんのプロフィール

朝キャリには2024年4月入会。「家族で良かったと思える家族を増やしたい」という想いのもと、noteで、家族にまつわるあれこれを発信中。
ゆるるんさんのnote https://note.com/enwo279

繊細な私が自分も子供も大切にできるように。週末朝時間の過ごし方

