この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
産業カウンセラー、福祉の対人援助職をしています。Stand.fmで、働くママが聴くだけでやさしい気持ちになれる音声メッセージを配信中です。
私は高1のひとり娘と暮らすシングルマザーです。繊細で敏感な内向型気質なので、一日の始まりに思いきり自分軸になれる朝活が大好きです。
そんな私が娘の不登校に戸惑い、葛藤したおかげで気がついていった、自分だけのための時間の大切さと、週末朝活の魅力についてお話しします。
他人軸になりがちな私が、思いきり自分軸になれる朝時間
人に対して迷惑をかけることをつい心配してしまったり、何か邪魔が入ると集中力が途切れてしまったりする私にとって、誰にも邪魔されず、誰の邪魔もしない朝時間は、自分と向き合い、心のエネルギーを充電するために欠かせない大切な時間です。
夜遅く朝早い働き方が長く続いてしんどかった頃に、朝キャリに入会して朝型のリズムが整いました。それからは、朝時間にひとりで心置きなく自分軸で過ごしてから仕事に行けるようになって、外では他人軸でも「まぁいっか」と思えるようになりました。
ある日突然。娘が不登校になって、崩れた朝型生活
朝活で心のバランスを保ちながら忙しい毎日を送る中、娘が中2の夏に、突然学校に行けなくなり、生活は一変しました。
夜中に突然泣き出す娘に寄り添って、ベランダでおしゃべりをして2~3時間の睡眠で仕事に行ったり、仕事中に娘から「寂しい」と連絡が入って、慌てて仕事の段取りをして帰ったり…。
生活リズムが大きく乱れ、睡眠不足が続いて朝時間で自分を整えられないだけでなく、娘のことが気がかりなまま仕事に出かけ、職場の人たちにも気を遣い、ものすごくしんどい状態が半年ほど続きました。
無理せず少しずつ取り戻していった、自分だけの時間
当時、一番大事にしたかったのは精神的に不安定な娘に寄り添うことでした。
とはいえひとりで休めないストレスは大きかったので、娘が少し落ち着いてきた頃から、帰りの電車を1~2本遅らせて、カフェに立ち寄るように。ほんの5分、10分でも、余白時間に心のエネルギーを充電して、気持ちを切り替えて帰るようにしました。
私を救ってくれた週末朝活
立ち止まる余裕のない平日をなんとか乗り越えられたのは、休日の朝時間だけは自分だけのために使っていたからだと思います。
好きなコーヒーを飲みながらモーニングページで自分の内面と向き合ったり、朝活仲間とzoomでつながっておしゃべりしたり、娘が起きてくるまで思いきり自分軸の時間を楽しんでいました。
おかげで娘との時間は心穏やかに寄り添うことができて、親子ふたりでご機嫌な休日を過ごせるようになっていきました。
今では娘は、この春入学した通信制高校で楽しい高校生活を送っています。不登校の間にハンドメイドに夢中になり、SNSで作品を通じたたくさんのご縁に恵まれ、気づけばフォロワーが3万人を超えていました。
私以上に繊細で敏感な娘にとって、SNSの世界は思いきり自分軸で自己表現できる安全で安心な場所なんだろうなと思います。娘にとってはSNSが、私にとっては朝時間が、自分だけのための大切な居場所です。
ママが自分も子どもも大切にできるのが、週末朝活だと思います。自分の時間がなくて悩んでいる方は、ぜひ、試してみてくださいね。
すんちゃんのプロフィール
産業カウンセラー、福祉の対人援助職。
Stand.fmで、働くママが聴くだけでやさしい気持ちになれる音声メッセージを配信中。
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