おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回おこなうのは、疲れている時ややる気が湧かない時、集中力が途切れがちな時などにおすすめな「椅子に座ったままできる」胸まわりのストレッチ。
私たちの体というのは、横向きの寝相やデスクワークなどで丸く、前かがみになった姿勢が長時間続くと、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。
すると、体内に取り込まれる酸素の量が少なくなって、体だけでなく脳内もまた酸素不足になりがちです。
体・脳への酸素供給が低下すると、疲れやすくなる、思考がまとまらない、集中できずミスが増えるなどといったことが起こりやすくなるため、気軽にできるストレッチで深くゆったりとした呼吸を取り戻しましょう!
ここでおこなうストレッチは、背もたれ付きの椅子さえあれば簡単にできるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
【椅子に座ったまま5呼吸から】疲れにくい体を作る「胸まわり」のストレッチ
1)椅子に浅く腰かける。
→ポイント:左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤を起こす。背中・腰をまっすぐ伸ばし、頭頂を高くしたら、背もたれは使わずに座る。
2)頭のうしろで手の指を組む。
→ポイント:無理のない範囲でひじをうしろに引き、胸を開く。
3)【息を吐きながら】上体をゆっくりうしろに倒す。
→ポイント:背もたれに上体を預け、胸のまわりを中心に体の前面を伸ばす。リラックスしながら呼吸を5~10回ほど繰り返す。
注意点
●椅子の背もたれはある程度の高さがあるほうが安定しやすいので、確認してから使うこと。※ 背中が痛い場合、背もたれにタオルを当ててもOK。
●足の裏を床にしっかりつけて、上体を倒すこと(スリッパや靴下、ハイヒールを履いている場合は脱ぐと安全)。
●椅子がうしろに倒れないように、安全に気をつけておこなうこと。
それでは今日も、良い1日を!

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☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!