おはようございます!
ヨガインストラクターの高木沙織です。
着替えをする時や、ボディクリームを塗る時、「お尻が冷たいっ!」――こんなふうに感じたことはありませんか?
お尻は、日常でじっくり触れることがないパーツ。
ふと触れた時に、意外な冷たさに驚くことがあるかもしれません。
そしてこのお尻の冷え…、下半身の血のめぐりを悪化させて足の冷えや腰痛、生理痛の原因になることもあるんです。
長時間座って過ごす人は、お尻の冷えに注意!
お尻が冷える原因のひとつは、座って過ごす時間が長いことです。
例えば、長時間のデスクワークなどで座りっぱなしになると、体重がお尻にかかった状態が続きます。
お尻の周辺には、細かい毛細血管がたくさん。
座っていることで毛細血管が圧迫されて、血のめぐりが滞ると冷えの原因になります。
さらに、筋肉が使われずに衰えると、熱を生み出す力が低下するため、二重で冷えの危機にさらされてしまうことも。
でも大丈夫! 座って過ごす時間が長い人は、次の対策を参考にしてみてください。
- 座りっぱなしにならないように、適度に立ち上がって体を動かす
- 温かい素材のクッションを使って、お尻を冷えから守る
- ストレッチをして、凝り固まったお尻の筋肉をほぐす
ここからは、お尻の筋肉をじんわりほぐす「卍前屈(まんじぜんくつ)」のストレッチをしていきます。
お尻がひんやりしている人は、一緒に挑戦してみましょう!
お尻の筋肉をじんわりほぐす「卍前屈」ストレッチ

1)足を左に流して座る。右足が前、左足がうしろにくるようにして、それぞれのひざを90度に曲げる。
ポイント:右足は股関節から前に、左足は股関節から横になるようにする

2)息を吐きながら、上体を前に倒す。無理のない範囲で、背中が丸まらないようにすると◎。<回数:5呼吸~>

3)反対側もおこなう。
ストレッチは、朝や寝る前など、どのタイミングでおこなってもOK。
体のコンディションに合わせて、前屈の深さを調整してみてくださいね。
それでは今日も、良い1日を!

ねじる動きが気持ちいい!骨盤の歪み&ガニ股を整える「片ひざ倒し」ストレッチ
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

