おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれるおいしいパン屋さんやカフェをご紹介します!
【台湾】マンダリン オリエンタル 台北の元シェフが「LESCURE」で魅せる絶品デニッシュ!

普段は都内を中心に日本のパン屋さんを紹介する連載ですが、先日、台湾へパン旅に行き実際に食べて「どうしても紹介したい!」と感じたパンがあったので、番外編として台湾のパンを紹介しますね。
台北のMRT(地下鉄)文湖線、もしくは松山新店線の南京復興駅の7番出口を下車したら徒歩5分のところにあるKANG Artisan Bakery。

街中というより、オフィス街といった落ち着いた雰囲気の場所にあり、淡いグレーの外壁と中に陳列されているパンが垣間見える大きなガラス窓が見えてきたら到着です。清潔感のあるモダンな佇まいは、まるでブティックのよう。

オーナーシェフの康豐柚 (Barry Kang)氏は、マンダリン オリエンタル 台北のベーカリーシェフを務めていた経歴を持つ実力の持ち主。朝は10時からオープンしていて、店内には可愛らしい招き猫の置物も発見。そのすぐ裏には、フランスの高級バターで有名なAOP認証バター「LESCURE(レスキュール)」の盾が誇らしげに飾られています。
食パン、ハード系、塩パンなど陳列されていましたが、スタッフの方にお聞きしたところ、特に人気があるのはやはりデニッシュ系なのだそう。

とにもかくにもビジュアルが綺麗すぎたクロワッサン。均一に巻かれているというよりは少しコロンとしているフォルムで可愛らしさも感じます。

ふんわり優しい甘味があり、全体的にはエアリーながらもクラム(中身)にしっとりした食感も感じました。

クロワッサン生地にピスタチオとチョコレートがサンドされ、上にはアーモンドスライスがちりばめられているピスタチオチョコレートクロワッサン。

パッと見た目にはピスタチオ感がないのだけれど、カットしてみるとチョコレートよりたっぷりサンドされているのが分かります。味わいもピスタチオの風味あるコク、チョコレートの甘味あるコクが重なり合い、甘くておいしい。これはね、クロワッサン・ダマンドのアーモンド部分がピスタチオになった感じに近いかなと。
テイクアウト専門なのでイートインスペースはないけれど、店前にベンチがあるので焼きたてをそちらですぐに食べることはできそうですよ。
KANG Artisan Bakery
住所:台北市松山區敦化北路120巷19號
電話番号:+886 2 2717 1519
営業時間:(火~土)10:00~19:00
Instagram:@kang.artisanbakery
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品詳細などの最新情報はお店のホームページやSNSでご確認ください。

