この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
おはようございます。朝キャリメンバーのひさよです。

私は父が創業した会社を姉兄と共に経営しています。父の理念を大切に受け継ぎながら、これからの人生をより豊かに過ごしたいと願っています。
会社を経営していると、自分のことだけではなくお客様や従業員の皆さんの未来を考えるため、視点を広く持つ必要性があります。自分が乱れると経営も乱れる責任感から、朝の時間で自分を整え感謝を育む一定のモーニングルーティンを習慣として、もう10年以上になります。
「清める」→「運動」→「白湯」の流れを1時間で進めるルーティン

具体的には、次の1時間のルーティンを続けています
- 5:00 起床。まずは「清める」…写真台の水取替、お手洗いの簡単清掃、花瓶の水替、観葉植物の霧吹き、白湯作り
- 5:15 テラス清掃、植物の水やり
- 5:30 「運動」(ストレッチ→瞑想→ラジオ体操→プランク→筋トレ→ヨガ→腕立て伏せの流れを30分)
- 6:00 「白湯」を飲んで完了
起床してすぐ、約20年前に亡くなった母の写真に供えている水を取り替え、手を合わせて感謝を伝えます。
この水は毎日沸かしている白湯を冷やしたもので、私もコップ1杯を飲みます。母への供養と私自身の始まりをひとつにする時間だと感じます。

お手洗いの簡単な掃除、観葉植物への霧吹きなどをしたら、やかんにお湯を沸かし白湯の準備をします。
それからテラスへ出て掃き掃除です。“シャッ シャッ”というほうきの音が好き。小学生の頃、近隣の祖父母宅へ手伝いに行くのはやはり早朝でした。
植物への水やりでは、きれいに咲いている花や元気に育っている木々が愛おしくて「ありがとう」と声をかけています。
テラスをきれいに整えたら、今度は自分の身体へ意識を向ける時間です。ストレッチから始め瞑想で深い呼吸を繰り返すと、目を開けたとき世界が少し明るくなって見えます。
プランクとは、うつ伏せの状態で肘・つま先を地面につけ身体を起こし、頭からかかとまでを直線に保つ体幹トレーニングです。筋トレでは、ヒップリフト(仰向けの状態で膝を立て腰からお尻を上げ下げする)やバックキック(四つん這いになって足を上に蹴り上げる)を日によって両方するときもあればどちらか一つだけの日もあります。
最後の腕立て伏せはちょっと辛いけれど、終わったときの充足感がたまりません。
最初に「清める」のがポイント

ルーティンの中でも特に「清める」がポイントです。
水を取り替え亡母や先祖を思うのは、今日の始まりを感じる時間です。また、身の回りを整えることで、気持ちが落ち着き思考もクリアになると実感しています。
父は整理整頓の大切さを日頃から社員に教えていました。朝早く自宅兼会社前の道路を掃いたり庭の手入れをしていたので、祖父母や父の在り方を受け継いだのかもしれません。
水を替え、空間を整える行為は単なる「家事」ではなく、自分を整え心澄ませる儀式となっていると感じます。そのあと身体を動かし呼吸を深めることで「いま、この瞬間」を五感で受けとめられるようになり、心がとても穏やかに広がっていくのを感じます。
そしてルーティンの最後に飲む白湯の温かさと甘みで心身共にとても満たされた気持ちになります。そうして整えられた朝は、自然と感謝の気持ちに満ちて、今日1日を希望へとつなげてくれると信じる私がいます。
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清めることから始まる朝は気持ちがいいです。仏壇がなくても先祖を思って心でそっと手を合わせたり、本格的な掃除は難しくても玄関のほうき掃除の音に耳をすませてみませんか?
ひさよさんのプロフィール

父が創業した会社で父の右腕となり総務・財務管理を担当。大学生の息子がいる。朝活歴10年以上。朝キャリへは2024年9月入会。理念は「光を灯し、想いを希望につむぐ」。


