おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
すっかり涼しくなり、本格的な秋が到来しましたね。今日は、キッチンの棚に残っている「切り餅」を使い、炊飯器に具材を入れてスイッチを押すだけで簡単に作れる、秋の旬たっぷりの「おこわ」レシピをご紹介します。
今週のセルフケア食材「きのこ」
きのこ(えのき、まいたけ、しめじ)の効能
- お通じの改善
- 疲労回復、パワー補給
今回はえのき、まいたけ、しめじという3種類のきのこを使用しました。きのこ類は食物繊維も豊富で、薬膳でもお通じをスムーズにする食材とされています。
実は、大腸が乾いてお通じの調子を崩しやすいのが「秋」。じめじめと湿気の多かった梅雨から夏が終わり、空気の乾燥が始まる変化の季節なので、肌だけでなく体の内部も乾きやすくなり、大腸がスムーズに動きにくくなるのです。
この時期は、きのこなどの食物繊維の多い食材や、ナッツ類のように油分の豊富な食材、適度な油など体を保湿するものを食べるようにしましょう。
きのこはお好みのものでもOK。香りがぐんと豊かになるので、2種類以上を組み合わせるのがおすすめです♪
もち米いらずで簡単!「きのこのおこわ」
材料(作りやすい分量)
- 白米 2合
- 切り餅 1個
- 好みのきのこ 150g(えのき、まいたけ、しめじを使用)
- しょうが 1かけ
- 油揚げ 1枚
- (A)しょうゆ、酒、みりん 各大さじ1
- (A)塩 小さじ1/4
作り方
1) 白米は研いで浸水し、30分置いて水気を切る。えのきは根元を落として長さを3等分にしほぐす。まいたけ、しめじは石づきを落としてほぐす。しょうがは千切りにする。切り餅と油揚げは1cm角に切る。
2) 炊飯器に白米を入れて(A)を加え、水を2合の目盛りまで足し、さっと混ぜる。
(1)をまんべんなく散らして早炊きモードで炊飯する。
3) 炊きあがったらすぐに溶けた餅がなじむように全体を混ぜ、10分蒸らす。
ポイント
- もち米は切り餅で代用できます♪
- 餅と油揚げは小さく切ることで全体になじみがよくなります
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!