おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回ご紹介した「焼き鮭のだし茶漬け」はいかがでしたか?血を作り流れを整える鮭を香ばしく焼いた、一杯で温まるだし茶漬け。冷えの気になる方や生理痛のつらい方は、ぜひお試しくださいね。
今日は、気温が下がるとともに流行り始める「風邪」を予防する、免疫力をアップする効果のある朝ごはんをご紹介しますね。
薬膳的ポイント食材
気を補う「しめじ」「まいたけ」
私たちの体には常に「気」というエネルギーのような存在が満ちています。なので、どんな寒い場所にいようと、冬だろうと関係なく35~36度という温度が体内に存在します。
また、体の表面もこの「気」が覆っていることが免疫のひとつとして働いています。しめじやまいたけには、そんな「気」を補う力があります。
今日は、この2種のきのこをたっぷりと入れて作る、チーズのとろける秋冬にぴったりなオムレツをご紹介します。中濃ソース×チーズ×卵が相性抜群です。
風邪をひかない体になる!免疫力を高める「きのことチーズのオムレツ」
材料(1個分)
- 卵 2個
- しめじ、まいたけ 合わせて50g
- スライスチーズ 1枚
- バター 10g
- 牛乳、マヨネーズ 各大さじ1
- オリーブ油、中濃ソース 各小さじ1
- 塩、粗挽き黒こしょう 適量
- パセリ(みじん切り) あれば
作り方
1) きのこは石づきを落としてほぐす。卵は、牛乳、マヨネーズ、塩ひとつまみを加え、ミニ泡立て器またはフォークを使って、空気を含ませるようにしっかり溶く。
2) フライパンにオリーブ油を熱してきのこを入れ、しんなりするまで炒める。器に取り出して、中濃ソースと黒こしょうを和えておく。
3) 同じフライパンにバターを熱し、溶けて泡立ってきたら卵を入れ、中火で大きくへらで外から内へ2~3回混ぜます。
上の写真のような半熟具合になったら弱火にし、きのこと二つ折りにしたチーズを中央に並べる。
4) 両端を折りたたんで包み、フライパンの淵の方に寄せて形を整える。皿に移し、キッチンペーパーで表面を覆い、手でオムレツの綺麗な形に整える。
お皿に盛り付けて、好みで黒こしょう、あればパセリを散らす。
ポイント
- 包む段階ではとろとろすぎるかな?と思うくらいでOK。余熱で火が通っていきます
- 卵はフライパンに入れてからは、時間の勝負!火の通りが早いので、はじめに混ぜたら即弱火へ
- フライパンの上で成型をがんばらなくても、大丈夫。お皿の上でペーパータオルを使って、余熱を利用して整えてください
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。