おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤 菜々子です。
前回の記事(火を使わずボウルで完成!夏バテ知らずの「梅マヨ混ぜうどん」)でご紹介したレシピ、お試しいただきましたか?さっぱりした混ぜうどんがボウルひとつで作れるので、暑い夏にぜひお試しくださいね。
さて今日は、ますます暑さが加速しそうな夏におすすめしたい食材「アボカド」を使った、1個をおいしく使い切る2レシピをご紹介します。
「アボカド」の薬膳的セルフケアポイント
夏の便秘にアボカド
アボカドは熱を冷ましながら便通を整える効能があります。
便秘と一言に言っても原因はさまざまにあるのですが、特にこの夏場に起きやすいのは「熱による乾燥」です。熱の力で便が渇き、固くでづらくなるのです。
便秘にはアボカドのほか、ナッツ類、ごまなど、油脂の多いもののがおすすめですよ。
おいしいアボカドの選び方
- 皮が緑でなく黒く、触ったときにほどよい弾力を感じるもの(買ってから追熟させ、数日後に食べる場合は、少し緑でもOK!)
- 皮がしわになっておらず、ヘタが浮かずにしっかりついているもの
今日は、夏のお腹の調子を整えてくれるアボカドを使った定番レシピ「アボカドジュース」と「ポキ丼風」レシピをご紹介します♪
ミキサーなしでもOK!簡単「アボカドジュース」
アボカドジュースは、気温の高いアジア南部や中東では定番。私は旅行で訪れたドバイで飲んで、そのおいしさに感動しました!
今回は、そこに日本が誇る栄養満点のノンアルコール「麹甘酒」をあわせます。アボカド+飲む点滴で、夏バテ対策しましょう。
材料(1杯分)
- アボカド 1/2個
- 麹甘酒 100ml
- 砂糖 小さじ1
- レモン汁 小さじ1
作り方
1) アボカドは1.5cm角に切り、砂糖と共にチャック付の保存袋などにいれて、めん棒などで滑らかになるまでつぶす。
2) アボカドが潰れたら、残りの材料もすべて入れ、全体が馴染むまでしっかり揉む
※ミキサーやブレンダーがあれば一気に撹拌してももちろんOKです!
ポイント
- 甘酒は必ず糀甘酒(お米から作られているもの)を使いましょう。「酒粕甘酒」は微量のアルコールが含まれているので、特に妊婦さんやお子さんが飲む場合は気をつけて選んでください
- シンプルな材料なので、アボカドはしっかり完熟したおいしいものを使うようにしましょう
カニカマで簡単!「アボカドのポキ丼風」
ハワイの定番「ポキ」を、簡単に再現したレシピ。
ポキとは「切り身」のこと。魚介(刺し身)のぶつ切りに醤油や香味野菜を和えて味付けした、ハワイの人気料理です。
今回は手軽にカニ風味かまぼこを使いますが、もちろんお好みでサーモンや鮪のお刺身でも。辛いのが好きな方は、一味唐辛子を加えてスパイシーにするのもおすすめ。
材料(1人分)
- アボカド 1/2個
- カニ風かまぼこ 50g
- 紫玉ねぎ(玉ねぎでも可) 1/8個
- 卵黄 1個
- (A)マヨネーズ 小さじ1
- (A)しょうゆ 小さじ2/3
- (A)ごま油 小さじ1/2
- 熱いごはん 1膳分
作り方
1) アボカドは1.5cm角に切る。カニ風かまぼこは一口大にほぐす。紫玉ねぎ(または普通の玉ねぎ)は薄くスライスする。
2) (1)をボウルに入れて(A)で和え、丼に盛り付けたごはんの上にのせる。中央を少しくぼませて卵黄をのせる。
いかがでしたか?火を使わずに作れる、夏の手軽な美腸レシピです。ぜひお試しください。
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。