おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤 菜々子です。
本格的な暑さが予想される8月はすぐそこ!今週の土曜日、7/27は「土用の丑の日」です。
おいしくて栄養満点のうなぎもよいですが、夏バテになりがちなこの時期は、朝ごはんでも手軽にスタミナ補給出来ると嬉しいですよね。
そこで今日は、土用におすすめの、手軽な「缶詰」を使って簡単に作れる、おいしいスタミナ朝ごはんをご紹介します。
パワーを補う!「さんま」を食べてセルフケア
さんまには、体力がない、病気になりやすいなどの「パワー不足」を補う力があります。同時に血の流れも整え、暑さや湿気で疲れやすい胃を労わります。
「土用」とは?
この「土用」という考え方は中医学の暦(こよみ)が元になっています。実は土用は年に4回あり、四季の変わり目にあたる体調を崩しやすい時期を指します。
7月末は中国では日本の梅雨のような雨季のこと。この時期に食欲が落ちがちになることが多いのは、体の中で栄養素が運ばれるときに、重さのある水分は消化の負担となるからです。
食欲が減退して体力が落ちやすい体を労わる…土用はそんな大切な期間なのです。
今日は、うなぎよりも手軽にパワー不足を補うことができる「さんま缶」を使って、食欲がなくてもさらっと食べやすい冷やし茶漬けをご紹介します。
手軽でおいしいスタミナ朝ごはん♪さんま缶で簡単「ひつまぶし風」冷やし茶漬け
材料(1人分)
- さんま缶(かば焼き) 1/2缶
- だし汁 150ml ※だしのとり方は下記を参照してください
- しょうゆ 小さじ1/3
- 塩 少々
- ごはん お茶碗1杯分
◎お好みの薬味 粉山椒、万能ねぎ、のり、わさび など
作り方
1) だし汁はしょうゆと塩で味を整え、冷蔵庫で冷やす。さんまは長さを半分に切る。
2) 器にごはんを盛り、さんま缶のタレをかける。さんまの身をのせ、好みで粉山椒や万能ねぎ(小口切り)を散らす。
3) 冷えただしとだし氷を注ぎ、好みの薬味をトッピングして食べる。
ポイント
「だし氷」を作っておけば、味も薄まらず保存もききますよ。だしをとって余ったら、製氷ケースなどに入れて作っておきましょう。
だしのとり方(完成800ml)
1) 水1リットルに昆布(10g)を30分以上漬ける。
2) 弱火にかけ、沸騰直前になったら昆布を取り出す。
3) 一度沸かしてから火を止め、かつお節(20g)を入れてそのまま2分以上待つ。キッチンペーパーを敷いたざるで濾す。
今日もおいしい朝ごはんで、よい1日になりますように。
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。