おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤 菜々子です。
前回記事はいかがでしたか?土用の丑の日に限らず、スタミナをつけたい日にぜひお試しくださいね。
さて、初夏に梅仕事を楽しんだ方は、手作りの梅干しがそろそろ出来始める時期ではないでしょうか?わたしの実家にも梅の木があり、梅雨に帰省して仕込みました。収穫ひとつでも汗だくに…!手間をかけたぶん梅干しへの愛しさもひとしおです。
今日は、そんな「梅干し」で作る、ボウルで簡単にできる夏バテ知らずの朝ごはんレシピをご紹介します。
夏の体に嬉しい!「梅干し」の効果
夏バテが起きる原因のひとつが「発汗」。たとえ激しい運動じゃなくても、大量の体液が失われた後って、なんだか疲労感がありますよね。例えば、半身浴、サウナのあとなど。これは汗が出ることで、一緒に体内のエネルギーも外へ出てしまっているからなのです。
梅の効能はこちら。
- 体液を作る
- 酸味の力で汗の出過ぎを防ぐ
酸っぱいものを食べると、自然ときゅっと引き締まる感覚がありませんか?
「酸味」には「引き締め・持ち上げる」という力があるので、酸っぱい梅干しは、汗の出過ぎ、おなかを下しているとき、咳がとまらないなど「出過ぎてしまう」症状におすすめなのです。特に、たくさん汗をかくこれからの季節にぴったり◎
そんな梅干しを使った、火いらず&ボウルで作れる簡単「梅マヨ混ぜうどん」をご紹介します。冷凍うどんを使うので、加熱はレンジで簡単にできちゃいます!
火を使わずボウルで完成!夏バテ知らずの「梅マヨ混ぜうどん」
材料(1人分)
- 冷凍うどん 1食分
- 梅干し 1粒
- ツナ缶 1/2缶
- (A)マヨネーズ 大さじ1
- (A)めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1/2
- 大葉 2枚
- みょうが 1/2個
作り方
1) 大葉は千切り、みょうがは斜め薄切りにする。梅干しは半個分をたたき、もう半分は飾り用にとっておく。
2) ボウルに(A)を合わせる。ツナ缶は油を切る。
3) うどんを袋の表示通りレンジで解凍し、氷水に入れて締める。ザルにあげて水気をしっかり切る。
4) (2)のボウルに、ツナ、梅干し、うどんを入れ混ぜ合わせる。器に盛り、薬味と飾りの梅干しをのせる。
ポイント
- うどんの水気はしっかりと切りましょう!味が水っぽくなるのを防ぎます。
- 梅干しにより塩分が違うので、めんつゆで味を整えてくださいね。
暑い日には食欲も落ちがちですが、梅のさっぱり感と薬味で爽やかに食べられますよ。火を使わずに完成するので、朝ごはんはもちろん夏休みのお子様とも作ってみてくださいね。
今日もおいしい朝ごはんで、よい1日になりますように。
◎Instagramにて薬膳や料理教室について発信中です。
齋藤菜々子 Instagram:@nanako.yakuzen/
☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。