おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
9月になってもまだ厳しい暑さが続いていますね。暑いとどうしても冷たいものや麺類を選んでしまいがち。体を冷やすものを摂りすぎると、血行不良からさまざまな体調不良につながってしまいます。
今日は、残暑の身体におすすめの食材を使ったさっぱり食べられる簡単ご飯ものレシピをご紹介します。
今週のセルフケア食材「梅干し」
梅干しの効能
- 体を引き締め、過剰な発汗を防ぐ
- 体液を補う
梅の「酸味」には体をきゅっと引き締める作用があり(=収斂作用)、これにより体の中のものが「出ていく現象」を防げます。つまり、過剰な発汗や、咳、下痢などの抑制に効果的。
汗を出すことは大切ですが、過剰に出し過ぎると体が消耗してしまい、夏バテや体調不良を引き起こす恐れがあります。梅干しで体を引き締めることで、過剰な発汗をセーブできますよ。
また、梅は水分を補う効果も。汗により失われやすい体内の潤いを保ってくれます。
のせて炊くだけ!簡単「梅干しとじゃこの炊き込みご飯」
材料(2合分)
- 白米 2合
- 梅干し 3個(塩分10%のものがおすすめ)
- ちりめんじゃこ 20g
- (A)水 350ml
- (A)みりん 大さじ1
- 細ねぎ(小口切り) 適量
作り方
1. 白米を研いで30分~1時間浸水させる。ザルにあげて水気をよく切る。
2. 鍋または炊飯器に(1)の白米と(A)を入れてさっと混ぜ、梅干しとちりめんじゃこをのせる。いつも通り炊飯したら梅を崩しながら混ぜ、茶わんに盛り、細ねぎを散らす。
※炊飯器の場合:30分~1時間程度浸水させれば早炊きでもOKです。
※鍋炊きの場合:蓋をして強火で4分加熱し、蓋のすきまから蒸気が見えてきたら弱火にし12分加熱し、そのまま10分蒸らします、鍋の種類や火力によって時間は前後するので、何度か炊いてみてちょうどいい時間を見つけてみてください。
ポイント
- 梅とじゃこは炊飯時はお米にのせるだけ。炊きムラを防げます
- 三つ葉やいりごまなどのトッピングはお好みで
- 梅が腐敗に強いので、お弁当にもおすすめ
- だし汁を加えて冷やし茶漬けなどにしてもおいしいです
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!