おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
暑い夏は台所に立つだけでも大変ですよね。できるだけ火は使いたくないものですが、やはり「汁物」がひとつあると、献立の満足感がぐっと増します。
今日は、お味噌汁よりも手軽に、朝思い立った瞬間に作れる簡単お吸い物レシピをご紹介します。
梅×昆布のセルフケアポイント
食欲が落ちがちな時期は、自然とさっぱり味を好むもの。そんな夏の「さっぱり」代表と言えば、梅干しですよね。梅やミネラルや塩分が豊富なだけでなく、薬膳ではその酸っぱさが夏におすすめな理由。
「酸味」にはきゅっと体を引き締める効果があります。酸っぱいものを食べると自然と口がすぼまったりしますよね。この力で、過剰な汗の出過ぎを防いでくれるんです。
そして昆布には、夏の体のこもった熱をとり、余分なものを流す力が。腫れ物やむくみ、便秘解消などにもおすすめです。
30秒でできる最速一汁!?汗をかく夏に飲みたい「くずし梅と塩昆布のお吸い物」
材料(1杯分)
- 梅干し 1個
- 塩昆布 5g
- お湯 150ml
- 絹豆腐 1/5丁(約50g)
作り方
1) お椀にスプーンですくった絹豆腐、梅と塩昆布を入れ、食べる直前にお湯を注ぐ。梅干しを崩しながら飲む。
ポイント
- 塩昆布の旨みで出汁は必要ありません。熱いお湯を注いでください
- 豆腐のほかにも、山芋、ねぎなどを入れてもおいしいですよ
いかがでしたか?お味噌汁を作る気力がない…!そんなときにもぜひお試しくださいね。
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。