おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回の記事(きのことチーズのオムレツ) はいかがでしたか?お子さんから大人まで食べやすい味で、免疫力アップ効果が期待できるレシピです。ぜひお試しくださいね。
今月の上旬に「立冬」を迎え、季節はいよいよ冬に突入しました。そんな冬の始まりに、内側から体をあたためるレシピをご紹介します。
薬膳的ポイント食材
糀甘酒と生姜
糀甘酒(お米と米麹のみで作られたもの。酒の味はありません)は体を温め、巡りを良くしてくれます。
また、生姜は「しょうきょう」と呼ばれる生薬でもあり、生姜の持つ辛味の力で体を温めます。
冷えは女性にとっての大敵です。冷えていると川も凍り、汚れも落ちづらく、人の体も縮こまるように、体内の巡りが悪くなります。巡りの悪い体は冷えを助長し、むくみや生理痛を悪化させる恐れもあります。
今回は、内側からしっかり体を温める「糀甘酒」と「生姜」を使った2レシピをご紹介します。
冷え性さんに!甘酒と生姜で簡単「パンケーキ」「ジンジャーラテ」2レシピ
甘酒ジンジャーラテ
材料(1杯分)
- 牛乳 100ml
- 糀甘酒 50ml
- 生姜(すりおろし) 小さじ1
- シナモンパウダー 適量
- マシュマロ 2~3個(お好みで)
作り方
1) 牛乳、糀甘酒、生姜をカップに入れ、ふんわりラップをし、600Wのレンジで2分加熱する。
2) 飲む前にシナモンパウダーをふる。好みでちぎったマシュマロを浮かべてもよい。
甘酒と豆腐のパンケーキ
材料(7~8cm大、4~5枚分)
- 薄力粉 100g
- 糀甘酒 150ml
- 絹豆腐 50g
- 生姜(すりおろし) 小さじ2
- サラダ油 大さじ1
- ベーキングパウダー 3g
作り方
1) ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを合わせ、3~4回に分けながら甘酒を加える。その都度ダマがないようによく混ぜる。
2) 絹豆腐、生姜、 サラダ油も加え、全体が均一になるまで泡立て器ですり混ぜる。
3) フライパンにサラダ油(分量外)をしき、キッチンペーパーで薄くのばす。フライパンが温まったら、(2)をお玉に1杯分ずつ落とす。(※この時高い位置から1点めがけて生地を落とすと、綺麗な丸になります)
4) 弱火でじっくりと焼く。周りが乾いてきたら裏返し同様に焼く。器に盛り、好みのフルーツやシロップ、またはベーコンやソーセージとともにいただく。
ポイント
- 絹豆腐を入れることでしっとりもちもちの食感に
- 糀甘酒のみの優しい甘さなので、しょっぱいものと食べても合います
- 焼いた後は粗熱をとり1つずつラップでくるみ、冷凍保存も可能です
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。