朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『よみがえる変態』。
以前、カフェボンボンのこちらの記事でご紹介した、星野源さんの『蘇る変態』が文庫化されました。死の淵から復活した男の怒涛のエッセイです。ものづくり地獄、突然の病、完全復活。2011年から2013年、3年間の目まぐるしい日々をつづります。文庫化に際してのあとがきも新たに収録されています。
『よみがえる変態』
著者:星野源
出版社:文藝春秋
苦しいとき、先が見えないとき、この本を読む。それから彼の歌を聴く。
アルバムの曲づくりの締め切りに追われて眠れない夜、「ものづくり地獄」にはまる日々。作っても作っても満足できない、無間地獄に終わりはない。満足したら「俺」の仕事人生は終わりだから。ジタバタしながら「頑張れ俺」って言いながら、心のうちを赤裸々に解放します。
俳優業の舞台裏、飲めないお酒のことや大好きな甘いもの、エロスについて、寂しさについて。深夜のデニーズでミニチョコサンデーを食べながら書く。今夜もいつもと同じ、眠らない夜。
そして、突然の病に倒れてから復活まで。手術の直前、麻酔を打たれながら「ポジティブに行こうじゃないか」と目を閉じる。ものづくり地獄のなかで「負けるな。頑張れ俺。限界を超えろ」と自分を励ましていた星野源。死の淵から蘇って本当の限界を超えた男の本音の言葉が、心に刺さります。
星野源さんの本、以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
*『働く男』
*『いのちの車窓から』
*『星野源雑談集1』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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