朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、今日を乗り越えるための本。
仕事に行きたくないなあ。だるいなあ。休み明けはとくに気が重いという方も多いかもしれません。そんなどんより気分の朝に、今日一日を乗り切るためにオススメの本をセレクトしました。
仕事を休んでも休まなくても、本を読んで深呼吸するうちに「まあ、いいか」と思えてくる。だんだん元気がわいてくる2冊です。
働きすぎだった頃のこと。
「働く男」とは、かつての星野源。病いに倒れすべてが変わった。星野源=働く男から、働きたくない男へ。仕事への思いはそんなに変わらない。仕事が楽しくなっただけ——。
「僕は音楽で世界は変えられないと思っている。でも、音楽でたった一人の人間は変えられるかもしれないと思う」。彼の歌はいつも誰かの心を明るくする。彼のユーモアが誰かを笑顔にする。安易なことは言わないからこそ心に響く。熱くリアルなエッセイ集です。
『働く男』
著者:星野源
出版社:文藝春秋
毎日を胸ときめかせて。
『100万回生きたねこ』の作者・佐野洋子のエッセイ。群馬の山の中に暮らし、村の友人たちと行き来する日々をつづります。
63歳になった洋子さんは思う。いつの間に年をとったのだろう。でも本当はいつからか大人になったわけではなくて「青い空に白い雲が流れて行くのを見ると、子供の時と同じに世界は私と共にある。60であろうと4歳であろうと『私』が空を見ているだけ」と気づく。
毎日を胸ときめかせ、大らかに豪快に生きた人のことばが心に深くしみる。そして、生きることの切なさと喜びがわきあがってきます。
『神も仏もありませぬ』
著者:佐野洋子
出版社:筑摩書房
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『働く男』
*『神も仏もありませぬ』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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