朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、スローな休日のための読書リスト。
忙しい毎日がずっと続いて、知らないうちに疲れがたまっていませんか。なかなかとれない心のコリやストレスに効く本を選びました。いつもよりスローに過ごす休日、愛あふれるエッセイで気持ちをそっとゆるめてくださいね。
『揉まれて、ゆるんで、癒されて』
著者:ジェーン・スー
出版社:朝日新聞出版
作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティのジェーン・スーが、マッサージをテーマに書いた本。さまざまな店でのリラクゼーション体験をつづるマッサージ放浪記です。疲れてため息が出てしまうときにオススメです。
指圧院、整骨院、足裏マッサージ店、アジア系マッサージ店、スウェーデン式マッサージのサロン、高級ヘッドスパ専店……。たまには不満の残るときもあるけれど、上手な施術で凝りがほぐれれば大満足。ジェーンさんの爽快感が伝わってきて、読んでいる方までスッキリと気持ちいいのです。
「誰かに触れてもらえることで癒される体と心がそこにある」という言葉に共感しました。心のコリまでもほぐしてくれるマッサージは、今日を乗り切るための特効薬なのかもしれません。
『図書室で暮らしたい』
著者:辻村深月
出版社:講談社
人気小説家・辻村深月の好きなものが詰まったエッセイ集。大好きな本に映画、漫画とアニメの話や子育て中の毎日についてつづります。
絵本に夢中だった幼いころから作家になった今までずっと変わらないのは、本が好きという気持ち。小学校の図書室での思い出をはじめ、本書につづられたさまざまなエピソードのなかに、そのシンプルで揺るぎない思いがあふれています。
夢を叶えるということ、作家と読者をつないでくれる書店員さんたちへの感謝、ふるさとや家族への思い、子どもとのかけがえのない時間。著者の大切なものへの愛とリスペクトが詰まったエッセイをどうぞ。
『下北沢について』
著者:吉本ばなな
出版社:幻冬舎
作家・吉本ばななの心温まるエッセイ集。にぎやかで居心地のいい街・下北沢についてのエピソードと日々の暮らしをつづります。
東京・下北沢の街は、吉本ばななさんの家族を優しく見守ってきた。この楽しい街を子どもといっしょにゆっくり歩いてきた。今はもう、小さかった子どもの速度に合わせて歩くことはない。市場の店の前で綿菓子を作ることも、夕暮れ時に手をつないで帰ることもない。
街はどんどん変化していく。お店も人も入れ替わっていく。「でも、悲しんでばかりはいられない。今日一日の会話が、街を歩くことが、人生を創っていくのだから」という言葉が心にしみます。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『揉まれて、ゆるんで、癒されて』
*『図書室で暮らしたい』
*『下北沢について』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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