【朝の恋愛小説:やっぱり朝は二度寝が好き 】 Vol.43 蓋をしていた気持ち

 

【朝の恋愛小説】 Vol.43 蓋をしていた気持ち

藤井君への想いには蓋をした。

飛び込んでしまえば良かったのかもしれない。結局、誠士とも雪乃とも連絡をとらなかったのだから。
好きなものだけを見つめていたら良かった。

でも、蓋をしたから、誠士を笑顔で送り出せた。

雪乃のことは?

いつかまた、友達の関係に戻れると信じている。

誠士から、エアメールが届いた。
ロンドンの美女との写真付きだ。後ろには素敵な花屋さん。

ちょっと悔しかったけど、本当に美女で驚いた。

最後まで読むと、※マークがあって、これはイギリスの有名女優さんで、よく行く花屋の前で出会い、写真をとってもらえたと丁寧に書いてあった。誠士らしい。

ロンドンは雨が多くてじめじめしているから、朝がツライと書かれていた。

私がロンドンに行ったら、どうなっていたのかな、なんて笑って想像できるまで、わたしも回復していた。

「Let it go」

この文字だけは、誠士の直筆でかかれていた。

ちょっと古いでしょ、って笑ったけど、ありがとう、と思った。

 

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物語の登場人物

立川萌乃(もえの) 28歳

静岡出身。銀行の一般職。趣味で、フラワーアレンジメントをならう。早起きできる朝美人に憧れている。

新城雪乃(ゆきの) 28歳

萌乃と同じ高校時代からの友人。なんでも出来る格好いい人物として萌乃からは頼りにされている。

藤井倫太郎(りんたろう)28歳

萌乃、雪乃と同じ高校のサッカー部出身で東京の大学へ進み、留学。外資系投資銀行につとめるいわゆるエリート。

木村ことみ 28歳

萌乃の同期で、同じ支店にずっと勤めている。常識人であり現実主義者。

柳原誠士(せいじ)28歳

萌乃とことみの同期入社である、総合職の銀行マン。

近藤裕太(ゆうた)24歳

萌乃がフラワーアレンジメントの教室の隣にあるパーソナルトレーニングスタジオのトレーナー。

 

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朝の小説シリーズ

毎朝読みたい小説シリーズ「やっぱり朝は、二度寝が好き。(完)」「シンデレラの朝ごはん(完)」
Written by

石垣モンブラン

幼少期から創作好きで、3歳児で替え歌発表(笑)、小学時代に学習発表会の脚本、絵本を制作、中学から新体操やダンスの振付をはじめる。現在は、小中学生のミュージカル劇団「リトル・ミュージカル」主宰。台詞をこどもたち全員で創るという他にはないミュージカルの脚本原案、作詞作曲、振付を担当。だけど大人の恋愛模様が大好き。ライトノベルや映像脚本も執筆し続ける。

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