おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
ボーナス前は、家計を立て直す絶好のタイミングです。
ボーナスを受け取ると気持ちが大きくなり、ご褒美や大きな支出に使っているうちに、いつの間にかなくなってしまうこともあります。
だからこそ、受け取る前に「お金の仕組み」を整えておくことが大切です。
貯蓄・投資・日々の生活費の流れを先に整えておけば、ボーナスをただ消えるお金ではなく、未来に役立つお金として活用しやすくなります。
今回は、忙しい人でも今日からできる家計の棚卸しと、リセットするための5つのステップをご紹介します。
【1】固定費を棚卸しする

家計リセットで最初に見直したいのは、毎月自動的に出ていく固定費です。
見直すべき代表例は、スマホ代、保険料、サブスク、電気・ガス、駐車場代、車関連費など。毎月必ず出ていく支出だからこそ、一度見直すだけで節約効果が続きます。
たとえばスマホ代を格安SIMに変えるだけで、年間3〜6万円の節約になることもあります。
また、使っていない音楽や動画配信サービス、アプリ課金などのサブスクを3つ解約すれば、年間2〜3万円が浮くかもしれません。
行っていないスポーツジムやヨガスタジオがあれば、思い切って解約を検討しましょう。
固定費は一度見直すだけで効果が続くため、ボーナス前の最優先タスクといえます。
【2】支出の「クセ」を洗い出す

家計簿をつけていなくても大丈夫です。
ただし、支出を把握することはとても大切。直近3カ月分のカード利用明細や通帳の履歴を確認してみましょう。
チェックしたいのは、次のような支出です。
・なんとなく続いている支出
・使っていないサービス
・気分で買っているラテマネー
たとえば、週3回のコンビニちょい買い、あまり使わない100円ショップグッズ、気分で買うペットボトル飲料などがあれば要注意です。
ゼロにしなくても、頻度を減らすだけで年間数万円の節約につながることがあります。
【3】ボーナスの使い道を3つに仕分ける
家計リセットで大切なのは、ボーナスを勢いで使わないことです。
普段入らないまとまった金額が入ると、ついお財布のひもが緩みがち。事前に使い道を仕分けておきましょう。
おすすめは、次の3つに分けて考える方法です。
- 守り(貯蓄・生活防衛資金)50%
- 攻め(投資・自己投資)30%
- 楽しみ(ご褒美・旅行・買い物)20%
割合はあくまで目安です。
大切なのは、楽しみをゼロにしないこと。ご褒美の予算もあらかじめ確保しておくと、ストレスなく家計管理を続けやすくなります。
【4】年間イベントの予算を先取りする

家計でピンチを感じやすいのは、突然のように見える臨時支出です。
しかし実際には、毎年ある程度決まっている支出も多いものです。
たとえば、誕生日、クリスマス、帰省費、車検、家電の買い替え、子どもの学校行事など。旅行を予定している場合は、その費用も入れておきましょう。
これらの臨時支出の合計額を12カ月で割り、毎月少しずつプールしておくと、支払いのタイミングで慌てずに済みます。
ボーナスが臨時支出で一気に消えてしまうのを防ぐためにも、年間イベントの予算は先取りしておくのがおすすめです。
【5】貯蓄・投資を自動化する
家計リセットの仕上げは、自動化です。
NISAのつみたて投資枠、iDeCo、銀行の自動積立、教育資金の積立など、毎月自動で引き落とされる仕組みを作っておくと、気づいたら貯まっている流れができます。
忙しい人ほど、意志の力だけで貯めようとするのは大変です。
最初に仕組みを作ってしまえば、日々の生活に追われていても資産形成が進みやすくなります。
ボーナスをあてにしすぎない、骨太な家計の軸を作っていきましょう。
まとめ
ボーナス前に家計をリセットしておくと、ボーナスを「消えるお金」から「育つお金」に変えやすくなります。
固定費の見直し、支出のクセの把握、使い道の仕分け、年間イベント予算の先取り、貯蓄・投資の自動化。
ご褒美も大切にしながら、早めに家計を整えておきましょう。


