おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
8月はボーナス後の夏休みがあり、お財布のひもが緩みがちな時期です。
帰省、旅行、レジャー、外食に加え、冷房による電気代の負担も大きくなり、普段より支出が増えやすくなります。
特に働く女性や子育て世帯では、「気づいたら財布が軽くなっている」「ボーナスがもう半分ない」という声が増えるのが8月後半です。
早めに対策しておけるよう、8月にどんな出費が増えやすいのか、目安と対策をまとめていきます。
【1】帰省費
夏休みは、実家に帰って親孝行をしたり、お墓参りをしたりする人が多くなります。
帰省の費用は、距離や家族の人数によって大きく変わります。
飛行機を利用する場合、1人あたり5万〜20万円ほどかかることもあります。近距離や同じ都道府県内の帰省でも、交通費やお土産代で1万〜5万円ほどかかることがあるでしょう。
さらに、8月は航空券や宿泊費がピーク料金になりやすく、移動費が高くなりがちです。

対策
早割、株主優待、夜便などを活用したり、帰省日や時間を調整したりすると、交通費や宿泊費を抑えやすくなります。
お盆の前後を数日ずらすだけで、数万円単位で費用が変わることもあります。
【2】旅行・レジャー費
夏休みのレジャーは、小さな積み重ねが大きな出費に化ける代表です。
毎日のように外食したり、お出かけしたりしていると、あっという間にボーナスがなくなってしまうこともあります。
遊園地は1万〜2万円、動物園・水族館は5,000円〜1万円、海やキャンプは1万〜3万円、花火大会やお祭りも交通費や飲食代で5,000円〜1万円ほどかかることがあります。
特に暑い時期は、ビールや冷たいドリンク、アイスなどが散財ポイントになりがちです。

暑さで開放感が高まり、財布のひもが緩くなりやすい点にも注意しましょう。
対策
飲み物は家から持参すると、1日で1,000円ほど変わることもあります。
レジャーは有料スポットだけでなく、無料スポットも上手に活用しましょう。
また、出かける前に予算を決めておき、上限内に収まるよう計画しておくことが大切です。
【3】外食費
夏休みは、「キッチンが暑くて作りたくない」「冷たいものが食べたい」「帰省先でみんなで食べに行こう」などの理由で、外食が増える傾向があります。
特に増えやすいのは、冷たい麺類、アイスやソフトクリーム、テイクアウト、出前などです。
対策
涼しい朝のうちに作り置きをしておくと、外食するきっかけを減らしやすくなります。
アイスはコンビニで単品を買うより、箱アイスを用意しておくと、小さめサイズでも満足しやすくなります。
外食は夜ではなく昼に行くと、ランチ価格で数百円安くなることもあります。
【4】電気代

8月は冷房代がピークになりやすい時期です。
北海道や東北でも、近年は冷房を使う家庭が増えています。
電気代が上がる理由は、冷房の稼働時間が長くなること、冷蔵庫の消費電力が増えること、汗・部活・外遊びなどで洗濯回数が増えることなどです。
対策
日中はカーテンを閉めて直射日光を遮ると、冷房効率を高めやすくなります。
冷蔵庫の上に物を置かず、周囲に放熱スペースを確保することも大切です。
洗濯はまとめて行い、契約プランによっては夜間料金を活用すると、電気代を抑えられる場合があります。
この機会に、電気の契約内容もあらためて確認しておきましょう。
【5】イベント・ギフト費
夏休みに帰省すると、お盆の手土産、親戚の子どもへのお小遣い、会社を休んだあとの職場へのお土産など、細かな支出が増えがちです。
夏祭りの屋台、花火大会の飲食、子どもの部活や大会費用、実家や勤務先へのお土産代など、高額ではない支出も重なると大きな出費になります。
特に手土産は、1つ1,000〜2,000円でも、数人分になるとあっという間に5,000円を超えてしまいます。
対策
手土産は、地元スーパーで買える地域限定のお菓子や調味料、お酒などを選ぶと、手頃な価格でも喜ばれやすくなります。
また、1回のイベントや帰省で使う金額は事前に予算を決めて、超えないように意識しておきましょう。
まとめ
8月はさまざまなイベントがあり、大切なボーナスがあっという間に消えてしまう可能性があります。
通帳に入れたままにしておくと、いつの間にかクレジットカードの支払いでなくなってしまうこともあります。
ボーナスのうち貯蓄する分は、早めに別の口座へ移す、定期預金にするなど、別保管しておきましょう。
夏の出費を楽しみながらも、使うお金と守るお金を分けておくことが、8月の家計を崩さないポイントです。

