おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は、2人以上世帯では89.2%、単身世帯では45.6%。家族のいる世帯では約9割、単身世帯でも約半数が何らかの生命保険に加入しているそうです。
参考:2024(令和6)年度「生命保険に関する全国実態調査」(2025年1月発行)
20年間、家計相談をしてきた中で多くの保険相談を受けてきましたが、自分が加入している保険の内容を正しく把握している人は、実はそれほど多くありません。
今回は、自分が加入している保険契約について、知っておきたい3つのポイントをお伝えします。
【1】保障期間はいつまでか

保険は、万一のときに、公的医療保険や公的年金などの社会保障や自分の預貯金だけではまかなえない経済的な不安に備えるためのものです。
十分な資産があり、入院時の医療費などを預貯金でまかなえるなら、医療保険の必要性が低くなることもあります。一方、相続税対策のために死亡保険を準備するなど、目的はひとそれぞれです。その目的に応じて、必要な保障期間や保障額も異なります。
いつまで保障がほしいのかを具体的にイメージし、現在の保険がその期間を満たしているか確認しましょう。
たとえば、入院保障が80歳で満了するタイプの保険もあります。2025年の女性の平均寿命は87.33年です。平均寿命程度まで保障を持ちたいと考えるなら、80歳満了では期間が足りないことになります。
【2】更新はあるか

定期保険や医療保険などには、10年や15年など一定期間ごとに更新するタイプがあります。更新時の年齢や保険料率によって保険料が再計算されるため、一般的には更新前よりも保険料が高くなります。
更新タイプは、契約当初の保険料負担を抑えやすいというメリットがある一方、更新のたびに保険料が高くなる傾向があり、更新できる年齢にも上限があります。何歳まで更新できるかは、保険会社や商品によって異なります。
一方、全期型や終身型など、契約途中で更新がなく、保険料が一定のタイプもあります。更新タイプに比べて契約当初の保険料が高くなる傾向がありますが、途中で保険料が変わらないため、将来の資金計画を立てやすいというメリットがあります。
現在加入している保険がどのタイプなのか確認し、更新型なら「いつ更新するのか」「更新後の保険料はどの程度になる見込みか」「何年ごとの更新か」「何歳まで更新できるか」をチェックしておきましょう。
将来、保障がほしいと考えている年齢までカバーできない場合は、保障内容の見直しを検討する必要があります。
【3】どんなときに保障されるか
特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)などでは、がん・急性心筋梗塞・脳卒中により、保険会社所定の状態に該当した場合に、保険金や給付金を受け取れるものがあります。
ここで確認しておきたいのが、「所定の状態」とは具体的にどのような状態なのかということ。支払条件は、保険会社や商品、加入した時期によって大きく異なります。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、自分の保険がどんなときに役立つものなのか、一度確認しておくことが大切です。
まとめ
保険の内容は複雑で、保険証券だけを見ても分かりにくいものです。
自分で確認するのが難しい場合は、有料相談を行っているファイナンシャルプランナーなど、第三者の専門家に内容を確認してもらうのも方法の一つです。
大切な家族や自分を守るための保険。いざというときに「思っていた保障と違った」とならないよう、この機会に一度しっかりチェックしてみてください。


