おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
あっという間に10月下旬。日中は暑さを感じる日もありますが、朝晩は冷え込むようになってきました。
本格的な冬になると気になるのが、暖房などにかかる電気代。「できるだけ節約したい」と思っていても、寒くなってから慌てて対策するのは大変です。
そこで今回は、本格的な冬が来る前にチェックしておきたい、電気代節約のためのポイントを5つご紹介します。

【1】エアコンを冬仕様にメンテナンスする
冬の暖房でエアコンを使うなら、本格的に稼働させる前にメンテナンスをしておきましょう。

・フィルターを掃除する
フィルターが目詰まりしていると、空気を吸い込む効率が落ち、余分な電力を使う原因になります。定期的に掃除しておきましょう。
・暖房時は風向きを下向きにする
暖かい空気は上にたまりやすいため、暖房時は風向きを下向きにすることで、足元から部屋を暖めやすくなります。夏の冷房時とは風向きを変えることを意識しましょう。
・室外機のまわりを整理する
室外機の吸い込み口や吹き出し口の近くに落ち葉や物などがあると、運転効率が低下する原因に。周囲に物を置いていないか確認しておきましょう。
冬本番を迎える前に準備しておくことが、エアコンを効率よく使うことにつながります。
【2】窓の断熱対策をしておく
冬は、窓から室内の暖かい空気が逃げたり、外の冷気が伝わったりします。暖房効率を高めるためにも、窓まわりの対策をしておきましょう。
例えば、
・断熱シートを貼る
・すきまテープで冷気を遮断
・厚手のカーテンに替える
・カーテンの丈を長めに調整する
といった方法があります。
特に断熱シートは、貼るだけで室温が2〜3℃変わることもあり、暖房の設定温度を下げられるため電気代の節約につながります。
寒くなってから慌てて用意するのではなく、秋のうちに窓のサイズを測ったり、必要なものをそろえたりしておくと安心です。
【3】冷蔵庫の設定を見直す
意外と見落としがちなのが、冷蔵庫です。
冬は室温が下がるため、冷やす設定を下げても効率よく冷やせます。必要以上に冷やさないことが節電につながります。
冷蔵:中→弱へ。庫内の詰め込みすぎを防ぐ(空気が流れないと余計に電力を使う)
冷凍:強→中へ。お互いに冷やす効果があるため、たくさんモノを入れて冷凍しておくとよいといわれています。
さらに、霜取りが必要なタイプの冷蔵庫を使っている場合は、霜がたまっていないかもチェックを。霜が厚くなると冷却効率が落ちるため、取扱説明書に従って霜取りをしましょう。
【4】暖房器具を上手に組み合わせる
冬になると、つい暖房器具を増やしたくなりますが、複数の暖房器具をやみくもに使うのではなく、それぞれの特徴を活かして組み合わせることも節約ポイントです。
例えば、
・エアコン+サーキュレーター
天井付近にたまりやすい暖かい空気を循環させることで、室内の温度ムラを抑えやすくなります。
・こたつ+エアコン(弱)
体を直接暖めるこたつを併用すれば、部屋全体を必要以上に暖めずに過ごせる場合があります。
・電気毛布+エアコン
就寝時など、体を直接暖めるものを上手に使えば、部屋全体の暖房を控えめにする方法もあります。
本格的な冬を迎える前に、家にある暖房器具を確認して「どの部屋で、何を組み合わせて使うか」を考えておきましょう。12月以降の電気代が安定するかの要です。
【5】生活動線を整え、暖房する範囲をコンパクトにする
実は、冬の電気代は家の使い方によっても変わります。
例えば、
- 家族がなるべく同じ部屋で過ごす
- 使っていない部屋のドアを閉める
- 脱衣所や玄関など、冷気が入りやすい場所の断熱を追加する
- 床にラグなどを敷いて足元の冷えをやわらげる
といった方法があります。
暖房する空間を必要以上に広げないことも、省エネにつながります。
冬前に家具の配置や生活動線を整えておくと、暖房効率が大幅に上がりますよ。
まとめ
冬の電気代を抑えるためには、寒くなってから対策するのではなく、本格的な暖房シーズンを迎える前に準備しておくことが大切です。
今からできることはたくさんあります。秋のうちに準備して、本格的な冬に備えましょう。





































