おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。

そろそろ保険を見直さないとと思いながら、気づけば数年。そんな家庭は意外と多いものです。
その“先送り”が、将来の貯蓄力や家計の余裕をじわじわと圧迫しているかもしれません。
今回は、保険の見直しが後回しになる代表的な3つの理由を整理し、改善のヒントをご紹介します。
【1】難しそう・よく分からないという心理的ハードル
保険には専門用語や仕組みが多く、よくわからない、難しい、めんどうと感じやすいものです。
見直すべき現実から目をそらし、「現状維持でいい」と思ってしまいがちです。
【2】「今は困っていないから大丈夫」という思い込み

今の生活に困っていないと、「保険はまだ必要ない」「変更しなくても大丈夫」と感じてしまうのは自然なことです。
しかし、家族構成やライフステージの変化によって、必要な保障内容は変わっていきます。
また、必要以上の保障に高い保険料を払っているケースも多く、放置すれば無駄な出費に気づかないままになってしまいます。
【3】営業担当との人間関係が気がかり
加入時の担当者に義理を感じていたり、見直しを申し出るのが気まずいと感じることで、つい見直しを遠慮してしまうこともあります。
とはいえ、守るべきは契約ではなく、家族とこれからの暮らしです。
1人の担当者任せにするより、第三者の立場でアドバイスをくれるファイナンシャルプランナーなどに相談すると、公平な視点でのアドバイスが受けられます。

保険の見直しは、一度取り組めば、家計のスリム化に直結する効果的なステップです。
今まで気にはなっていたという方こそ、このタイミングでぜひ一歩踏み出してみてください。

