おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
「時は金なり」といいますが、最近はまさに“お金で時間を買う”サービスが増えています。
たとえば、テーマパークの有料優先チケット。数千円のチケットを購入することで、人気アトラクションの待ち時間を短くできる場合があります。
このように、「お金で時間を買う」サービスを上手に利用すると、タイムパフォーマンス、いわゆる「タイパ」を高めることができます。
お金を使って生まれた時間で、ほかの仕事や趣味を楽しんだり、睡眠時間を長く取ったりできるなら、それは単なる贅沢ではなく、時間への投資ともいえます。
待ち時間やストレスが減り、体力を温存できれば、集中力も保ちやすくなります。
今回は、生活の中でタイムパフォーマンスを上げる例を5つご紹介します。
【1】飲食店のファストパス

人気店の行列を避けるために、飲食店向けのファストパスサービスを利用する方法があります。
たとえば「SuiSui」は、行列のできる飲食店向けのファストパスサービスです。店舗のQRコードから優先チケットを購入することで、行列をスキップして入店できる仕組みです。
通常なら30〜60分待つお店でも、こうしたサービスを活用することで、待ち時間を短縮できる場合があります。
チケット価格は店舗ごとに異なりますが、1時間近く並ぶ時間を減らせるなら、その分をほかの予定や休息に使うことができます。
食事前の疲労を減らせるため、その後の予定も楽しみやすくなります。
【2】高速道路
渋滞していたり、信号の多い一般道を通ったりすると、想像以上に時間がかかることがあります。

たとえば、北海道の札幌から小樽までは約40km。一般道では約60分かかるところ、高速道路を利用すると約35分で到着できるケースがあります。
時短効果は片道約25分、往復なら約50分です。
仮に片道640円だとすると、640円で25分を買うことになり、1分あたり約26円の計算になります。
高速道路を使うことで、移動時間だけでなく、渋滞や信号待ちによるストレスも減らせます。
「疲れない移動」は、時間効率の面でも価値が高い選択肢です。
【3】テーマパークの有料優先チケット
ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークでは、人気アトラクションの待ち時間が長くなりがちです。
たとえば、通常の待ち時間が120分のアトラクションでも、有料優先チケットを利用することで、10〜20分程度で体験できるケースがあります。
時短効果が100分以上あり、料金が1,500〜3,000円程度だとすると、1分あたり15〜30円で「並ばない時間」を買える計算になります。
体力を温存できるため、1日を通して楽しみやすくなり、回れるアトラクション数も増えます。
旅行全体の満足度を上げるという意味でも、タイパ効果は高いといえるでしょう。
【4】スーパーのセルフレジ・スマホレジ
スーパーのレジ待ちは、忙しい人にとって大きなストレスです。
自分で商品バーコードを読み込むセルフレジやスマホレジを活用すると、会計時間を短縮できる場合があります。
通常レジで5〜10分待つところ、セルフレジなら1〜2分で完了するとしたら、週3回買い物する人は、年間で20〜30時間ほど時短できる可能性があります。
しかも、セルフレジやスマホレジは追加料金なしで使えることが多いため、無料でできるタイパアップ法です。
混雑ストレスが減り、帰宅時間が早まれば、家事や休息に使える時間も増えます。
【5】家事代行
仕事や子育てに追われていると、掃除・洗濯・片づけなどの家事は大きな負担になります。
家事代行を利用すると、2〜3時間が丸ごと浮く可能性があります。
1時間あたり2,000〜5,000円で時間を購入できると考えると、家事ストレスを解消するために別の散財をするより、結果的にコスパがよい場合もあります。
週末が家事だけで終わってしまうことを防ぎ、浮いた時間を仕事・休息・家族時間に回せます。
心の余裕が生まれることで、判断力や集中力が上がる効果も期待できます。
まとめ
時短のためにお金を使うと、「もったいない」と感じることもあるかもしれません。
しかし、時間はあっという間に過ぎ、取り戻すことはできません。
時短は贅沢ではなく、自分の時間を大切にするための「タイパ投資」と考えることもできます。
必要なときに上手に活用して、人生のかけがえのない時間を大切に使っていきましょう。


