おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
さて、現在の一般的な銀行の普通預金の利子は0.001%とほとんどゼロに近い状態です。
具体的に計算してみると100万円×0.001%=10円となります。(このたったの10円にも税金が約20%引かれるので実際につく利息は8円です)
これだけ物価が上昇しているなか普通預金に置きっぱなしでは資産価値が目減りしてしまうのは一目瞭然です。
そこで手っ取り早く普通預金よりもいい利回りになる節約方法として、今回は「生命保険の年払い」をご紹介します。
節約につながる!「生命保険の年払い」とは
ある保険会社の医療保険(30歳女性・日額5000円で手術あり・先進医療と入院一時金5万円)という、一般的なパターンでシミュレーションしてみましょう。
こちらの月払い保険料は2,042円で、一年分の合計は2万4,504円になります。
これを年払いにすると、2万4,051円になり、年間453円お得に。約1.85%月払いより保険料が割安になります。
さらに、銀行引き落としをクレジットカード払いに変更すれば、ポイント還元率相当分もGETできるので、ダブルでお得になりますよ。
わずか453円とはいえ、普通預金の利率で計算すると、税引き前で考えると4,530万円の1年分の利息相当額です。
1.85%割安になるということは、普通預金金利0.001%の1,850倍ともいえるため、即効性のある節約方法といえます。
(※保険会社によって年払いによる割引率は異なります)
年払いは、保険契約応当日の前月までなど、保険会社によって手続きできるタイミングが定められています。少しでも節約したい、という方は、ご自身の加入している保険をチェックして、保険料の負担を軽減できないか確認してみましょう。