おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
さて、「よしやろう!」と気合いを入れないとなかなか始められないのが「貯金」です。お金があまったら貯めていこう、と思っていても…実際は難しいものですね。
そこで今回は、ゲーム感覚で始められる「つもり貯金」をご紹介します。
「つもり貯金」で、楽しみながらお金を貯める!
「つもり貯金」とは、思いがけずお得になった時に、その金額を払った「つもり」で貯めていく方法です。
例えば、いつもはお昼ご飯をコンビニで購入していて、それが大体600円かかっているとします。
「今日は自分でお弁当を作ってみたら、材料費200円ほどで済んだ!」
そんなとき、600円-200円=400円の、節約できた(=得した)金額を貯めるのが、つもり貯金です。
(お弁当で浮いたお金を「つもり貯金」!)
他にも、いつも使うドラッグストアでポイントが貯まって、500円分安く買い物ができた時は、その500円を貯めていきます。
専用の貯金箱や空き瓶に入れて、重くなっていく(残高が増えていく)のを楽しむのもいいですね。
頑張った分だけ重さや見た目で溜まっていることが実感できるので、まさにゲームのように楽しみながら節約することができます。
私自身は、「今日はこれだけ得をしたな!」ということを見つけたときに「つもり貯金」をするようにしていて、1年に1回、年末にその貯金箱を開けています。
昨年は1万5000円ほど貯まっていたので、普段買わない和牛ステーキを買って、年末年始においしく楽しみました。
たくさん見つかる!「つもり貯金」のチャンス
つもり貯金のチャンスは、普段の生活の中にたくさんあります。例えば…
- 歩いたり自転車で移動して、バス代220円を節約
- セーターを自宅で洗って、クリーニング代400円を節約
- 1杯400円するコーヒーショップのコーヒーを、コンビニの200円のコーヒーにチェンジして200円を節約
- 懸賞であたったクオカードで支払って、500円を節約
- 割引シールがついたお惣菜を買って、100円を節約
などなど。
他にも、節約できること、お得になることは、日常生活にもたくさんあるはずです。
ただし、長く続けるための大切なコツがあります。それは、無理をしないこと。
がんばりすぎると疲れて面倒になってしまいます。お気に入りのコーヒーショップがあるのに、ずっと我慢していたら…続かないし、楽しく生活できないですよね。
楽しみながらできる「つもり貯金」、ぜひ今日から始めてみてください。