おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
夏のボーナスシーズンがやってきました。
普段より多く入金されると気が大きくなり、自分へのご褒美として浪費してしまう人も少なくありません。
しかし、お金が貯まる人には、ボーナスの使い方に共通点があります。
今回は、5つの事例から賢いボーナスの使い方を学んでいきましょう。
【1】先取り貯金
ボーナスが入ったら、使う前に一定額を貯金するのが基本です。
手元にあるとつい使ってしまうので、「使う前に貯める」が鉄則。目安は手取り額の10~50%です。

【2】投資する
将来の資産形成のために、ボーナスを運用に回すのもおすすめ。
月々の手取りからNISAやiDeCoの積立投資が難しい場合は、ボーナスを資金源にするのもひとつの方法です。
【3】スキルアップ
資格取得やセミナーへの参加など、自分磨きに投資することで将来の収入アップや健康維持につながります。
筆者自身、コロナ禍で時間ができた際にヨガインストラクターの資格を取得し、週末にレッスンの仕事を始めて収入がアップしました。
風邪もひきにくくなり、病院に行く回数もぐんと減りました。

【4】固定費の見直し
保険や国民年金などを年払いにすると、保険料が約3%割引されるケースもあります。
年に一度のまとめ払いには資金が必要ですが、ボーナスをプールしておけば支払い時に慌てずに済みます。
【5】自分にご褒美
節約だけでなく、心の満足も大切にしたいところです。
趣味や旅行など、先取り貯金で残った資金で思いきり使える機会があると、働くモチベーションにもつながります。

賢く使えば、ボーナスは単なるご褒美ではなく、未来への投資になります。
今年こそ、「貯め体質」を目指してみませんか?

