「ドライ」と「冷房」どう違う?節電につながるエアコンの使い方のポイント5つ

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。

冷房と除湿、どう使い分ける?電気代を抑えて快適に過ごすエアコン活用術

7月に入り、エアコンの使用が増える季節になりました。

電気代が気になる時期ですが、「除湿」と「冷房」の違いを理解して使い分けることで、節約しながら快適に過ごすことができます。

なんとなく使っているエアコンの「除湿」と「冷房」の違いを、改めて確認してみましょう。

家と電球と電卓

除湿(ドライ)とは?

湿度を下げることを目的とした運転モードです。

エアコン内部の冷却機能を使い、空気中の水分を取り除きながら室温を調整します。
冷房ほど強い冷却力はありませんが、湿度が下がることで体感温度が下がり、涼しく感じられるのが特徴です。
また、機種によって異なりますが、冷房よりも消費電力が少ない場合もあります。

冷房とは?

室温を直接下げることを目的とした運転モードです。

コンプレッサーが継続的に稼働し冷たい風を作り出すため、消費電力が高くなりがちです。

とはいえ、猛暑の時期には熱中症予防のために冷房を適切に使うことが大切です。

節電につながるエアコンの使い方のポイント5つ

【1】除湿の活用

湿度の高い梅雨時や蒸し暑い日には除湿モードを利用しましょう。
ただし、設定温度が低すぎると電力消費がかえって増えるので注意。

【2】設定温度は28度前後

扇風機やサーキュレーターと併用すると、効率よく室内を涼しくできます。

エアコン28℃

【3】フィルター掃除と室外機のメンテナンス

フィルターが汚れていたり、室外機の周辺にモノがあると電力効率が落ちるため、こまめに掃除をしましょう。

【4】カーテンの活用

外出時はカーテンを閉めて日差しを遮ると、室温の上昇を抑えられます。

【5】素材や色で視覚的に涼しく

寝具にクール素材を使ったり、ラグに竹素材を取り入れたり。インテリアを寒色系(グリーンやブルーなど)にすると、体感温度も下がりやすくなります。

夏用冷感布団カバー

まとめ

ちょっとした工夫で、快適な室内環境と電気代の節約を両立できます。

今年の夏は、賢くエアコンを使いこなして、体にも家計にもやさしい暮らしを目指しましょう!

 

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朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
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