おはようございます。朝時間アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。
ひんやり冷たいアイスがおいしい季節になってきました。ダイエット中でもそうでなくても、アイスには「太るかも?」という不安がつきものですね。
今回は、アイスの種類と選び方、そして、太りにくい食べ方について解説します。
アイスの種類と選び方
先日、内科医の医師がアイスを食べて「血糖値」を検証している動画をみつけました。(※YouTubeチャンネル「やさしい内科医のY’s TV」)
血糖値とは、血液中に流れる糖の値のこと。太りにくい食品は、血糖値が緩やかに上昇し、血糖値はさほど高くなりません。
逆に、太りやすい食品は、血糖値が短時間で急上昇し、高くなります。
その動画で検証していたアイス4種(ロッテの雪見だいふく、森永乳業のPARM(パルム)、井村屋のあずきバー、赤城乳業のガリガリ君ソーダ味)について、糖質の多い順に内容成分を記載しました。
1) あずきバー:132kcal、たんぱく質2.7g、脂質0.3g、炭水化物29.5g
2) 雪見だいふく(2個1パック):166kcal、たんぱく質2.0g、脂質5.2g、炭水化物27.6g
3) PARM(パルム)(90ml):232kcal、たんぱく質2.7g、脂質15.3g、炭水化物20.8g
4) ガリガリ君ソーダ味:66kcal、たんぱく質0、脂質0、炭水化物16.8g
※炭水化物と記載されていましたが、アイスなので食物繊維はほぼ入っておらず、ほとんどが糖質だと思います。
さて、どのアイスが太りにくいと思いますか?
糖質は上記の順番ですが、血糖値の最高値と最高値到達までの時間から考えると、以下が太りやすい順、ということになりそうです。
1) 雪見だいふく
2) ガリガリ君ソーダ味
3) あずきバー
4) PARM(パルム)
カロリーで並べるのと、血糖値や上昇時間で並べるのとで、太りやすい順が違いますね。
あずきバーとガリガリ君は、動画の検証結果で血糖値は4しか違わなかったのですが、ガリガリ君のほうが最高値到達までの時間が20分も早かったので(=急激に上昇していたので)、ガリガリ君の方が太りやすいと思いました。
ガリガリ君は、内容成分を見ると砂糖水と同じ。なので、短時間で血糖値が上昇するのでしょうね。PARM(パルム)は脂質やたんぱく質を多く含むので、血糖値が緩やかに上がり、数値も低めでした。
個人や体調によっても血糖値は上下するので、もちろん動画の結果が100%正解、ということではありませんが、とても参考になる検証だなと思いました。
糖質量だけをチェックするのではなく、脂質やたんぱく質のバランスをみて選ぶことも大切ですね。
(参考:YouTubeチャンネル「やさしい内科医のY’s TV」)
太りにくいアイスの食べ方って?
ダイエット中は、できるだけ糖質を減らした方がいいのですが、どうしても甘いものが食べたくなる時もあります。
そんな時は、14時から16時くらいに食べるのがベストです。
食べたものを脂肪に蓄える働きを活発にするタンパク質の一種BMAL1(ビーマルワン)の分泌が少ない14時前後に食べると太りにくく、分泌の多い21時以降に食べると太りやすいためです。
アイスに限らず、この時間帯に食べると通常よりも太りにくくなります。
また、食前か食後かなら、食後がおすすめ。アイスは糖質なので、お米やパンと同じように、野菜やたんぱく質を摂った後に食べた方が、糖の吸収が穏やかになるからです。
ダイエット中なら、サラダやお肉などを食べた後に、パンやお米を控えめにしてアイスを食べましょう。食べる前にコップ一杯の水を飲んでおくと、糖質の吸収が穏やかになり太りにくくなります。
また、食べた後すぐに、スクワットや階段の上り下り、ウォーキングなど身体を動かすとさらに太りにくくなります。
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