朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、休日の朝の読書リスト。
今日はゆっくり過ごせそう。そんな休日の朝にオススメの本を。いつも忙しいあなたを癒してくれる3冊をセレクトしました。誰かのために作ったおいしいお弁当やスープ、温かい飲み物にまつわる本でゆっくりくつろいでくださいね。
あの人の思い出のお弁当。
内田百間、江國香織、角田光代、沢村貞子、椎名誠、林真理子らによる41篇。お弁当をテーマにした心にしみるエッセイ集です。
立原えりかさんの思い出のお弁当は、母のいなりずし。運動会の前日、早朝から油揚げを煮ていたお母さん。台所の窓にはてるてる坊主がゆれていました。
日の丸弁当、かつぶし弁当、のり弁、炊き出しのおにぎり。時代によって、お弁当の中身は変わる。でも心を込めて作ってくれる人の手はいつもあたたかい。味のしみ込んだお弁当のように味わい深い本をどうぞ。
『アンソロジー お弁当。』
出版社:PARCO出版
おいしいスープの話。
『つむじ風食堂の夜』の作者・吉田篤弘が描く、サンドイッチの店「トロワ」をめぐる心温まる小説です。
主人公の「僕」のお気に入りは「トロワ」のサンドイッチ。朴訥な主人がていねい作るサンドイッチのおいしさといったら。ハムのサンドイッチ、きゅうりのサンドイッチ。チーズの、いちごジャムの、たまごの、じゃがいものサラダの! そしてある日、この店のメニューにスープが加わることになって……。
この物語に登場する人たちはどこかしら不器用で、忙しさに身を任せたり、適当に人間関係を作ることを決してしない。そんな彼らが心を込めて作ったおいしい料理に、体の芯もとけていきます。
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
著者:吉田篤弘
出版社:中央公論新社
チャイをおうちで。
チャイのおいしいいれ方、わかります。大阪にあるチャイの名店「カンテ・グランデ」に長年勤務した著者が、チャイの魅力のすべてを伝えます。
やさしくてホッとするチャイの味。チャイはいかが?なんて言いながら、もっとおうちで気軽に楽しみたい。プレーンチャイにジンジャーチャイやカルダモンチャイ、マサラチャイなどのスパイスチャイ、さらに紅茶、日本茶、中国茶までおいしいいれ方を教えてくれます。
チャイカフェ「カンテ・グランデ」にまつわる話には、このお店でアルバイトをしていたトータス松本さんの愉快なエピソードも紹介されています。トータスさんのいれるチャイは抜群においしかったそうです!
『チャイの旅』
著者:神原博之
出版社:ギャンビット
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『アンソロジー お弁当。』
*『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
*『チャイの旅』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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