朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、忙しい朝の読書リスト。
今日一日を、ふんわりと優しい気分で過ごしたい。でも、毎日忙しくて心がとがってしまいそう。そんなとき、ちょっと幸せな気持ちになれる本をセレクトしました。居心地のよさを大事にする習慣やおべんとうの物語に、きっと心にあたたかな灯がともります。
北欧のほっこり術。
北欧デンマークのほっこり術「ヒュッゲ」を素敵な写真とともに紹介した本。「世界でもっとも幸せな国」の心地よい暮らし方のヒントがいっぱいです。
温かい飲み物でほっこりすること、キャンドルを灯すこと、お気に入りのものに囲まれて過ごすこと。ヒュッゲとは、心地いい暮らしの考え方。朝、太陽の光を浴びるのも、家でパンを焼くのも、大好きな人といっしょにいるのも、心がほわっとすることならどんなことでもヒュッゲになるんです。ささやかで心地いい、自分のヒュッゲを探しているだけで心が満たされます。忙しい一日のどこかに、ヒュッゲな時間をぜひ。
『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』
著者:マイク・ヴァイキング/解説:ニコライ・バーグマン/訳:アーヴィン香苗
出版社:三笠書房
ドーナツの思い出。
ほろりとおいしいドーナツを思い浮かべるだけで心はもうあったかい。村上春樹、江國香織、角野栄子ら41人がドーナツについて書いた文章を集めた本です。
「お母さん、ドーナッツ作って」筒井ともみさんがねだったのは、なぜかいつも雨の降る日曜日でした。田村セツコさんはドーナツのことを「丸い、わっかになっているお菓子」とだけ書く。お砂糖をまぶした甘いお菓子は、疎開先でのほろ苦い記憶と結びついています。ドーナツの思い出は、真ん中の穴から外へとまあるく優しく広がっていく。ノスタルジックで甘いひとときをお楽しみください。
『なんたってドーナツ 美味しくて不思議な41の話』
編:早川茉莉
出版社:筑摩書房
いつものお弁当。
日本各地のさまざまな場所で、いつものお弁当を見せてもらい、その人のエピソードを紹介。「おべんとうの時間」シリーズの一冊です。
さまざまな職業の人たちが、しばし仕事の手を休めて手作りのお弁当を食べている。お弁当のおかずを頬張ると、自然とみんな笑顔に。ちょっとくすぐったいような表情なのは、きっと作り手の愛情がお弁当箱にぎゅっと詰まっているから。
お弁当の時間は束の間かもしれないけれど、食べる人にとってはかけがえのないひとときだと思います。今日もごちそうさま。お弁当を作ってくれる人へのありがとうの想いが伝わってきます。
『おべんとうの時間(4)』
写真:阿部了/文:阿部直美
出版社:木楽舎
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』
*『なんたってドーナツ』
*『おべんとうの時間(4)』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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