おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
なにげなく「腸の敵」を入れていませんか?
『腸活』と言えば、腸にとっていい食事をとることが注目されがちです。もちろん、とても大事なことですが、その前に気をつけたいことは、腸の敵となるものを入れないことです。
いくら腸にいいものを取り入れていても、腸に良くないものをたくさんとっていては、腸内環境を整えることが難しくなってしまいます。
そこで今回は、腸活の基本である腸の敵を入れないことについて、気をつけたい3つのポイントをお伝えします。
腸の敵を入れない!気をつけるポイント3つ
【1】とりすぎないようにしたい食品
普段、何気なく口にしているものの中には、腸にとって負担となる食品が多くあります。以下の食品は手軽でおいしいですが食べ過ぎには注意しましょう。
- ファストフード…脂肪分が多く、食品添加物もたくさん使われています。
- インスタント食品…多くの添加物が含まれ、塩分も高めです。
- 加工肉…ウインナーやハムなどの加工肉には、色味や風味を保つために発色剤が使われていることが多いです。
- コンビニ食品…賞味期限を長くするため保存料が多く使用されている場合があります。
- 小麦粉…輸入された小麦粉には漂白剤が使われているものもあります。
- 甘いお菓子やジュース…白砂糖を多く含むものは悪玉菌を増やす原因に。水分はお茶や水を選びましょう。
【2】食品添加物の少ないものを選ぶ
〇原材料表示欄をチェック
着色料や保存料などの食品添加物は、体内に蓄積される可能性があり、腸内環境にも影響を与えます。
食品の原材料表示欄をチェックしたことはありますか?『/(スラッシュ)』は添加物をわかりやすく表示するための記号で、記号の前は「原材料」、後は「添加物」を意味しています。
食品を選ぶ時には、この『/』の後に書かれた添加物の多さや種類をチェックするのがポイント。できるだけ添加物の少ないものを選ぶようにしてみてください。
※栄養強化が目的の添加物などは表示が免除されており、『/』の記載がない=無添加とは限りません。
〇カロリーゼロでも要注意
また、ダイエット中に選びがちなカロリーゼロの飲み物にも注意が必要です。これらには人工甘味料が使用されており、砂糖の何百倍の甘さがあるのにカロリーはわずか。人工甘味料は、腸内環境を乱すだけでなく甘味依存のリスクもあるといわれています。
甘さが欲しい場合は、メープルシロップやはちみつなどの天然由来の甘味料を選ぶようにしましょう。
【3】抗生物質は医師の判断のもとで正しく服用を
抗生物質は、病気の原因となる菌を退治するためになくてはならない薬です。しかしその一方で、腸内に入ると悪い菌だけでなく、良い菌までも殺してしまうリスクがあります。これにより、腸内環境の乱れや、免疫力の低下を招くことも。腸活にとっては大敵といえるでしょう。
抗生物質は、自己判断で安易に飲んだり、途中でやめたりすることは危険です。医師の指示に従い、用法・用量を守って正しく服用することが大切です。
治療で服用する場合は、より腸を意識した食事を心がけるようにしてみてくださいね。
まとめ
腸活を行う時には、『腸の敵を入れないこと』をまず意識してみてください。腸に良いものを取り入れた時に、より腸内環境が整いやすくなり、健康や美容にも嬉しい効果をもたらしてくれますよ。
とはいえ、「一切とらない!」と極端に制限するのではなく、できるだけ減らしていく意識を持つことが大切。無理のない範囲で減らす努力を続けてみてくださいね。

寒い季節に取り入れたい!「体を温める」腸活アクション3つ
体を温めるケアの大切さと、腸を体の内側と外側の両方から温める腸活を意識して取り入れてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。今日も素敵な1日をお過ごしください。