おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。
「片づけなきゃ…でも面倒くさい」「どこから手をつけたらいいのかわからない」。そんな風に思いながら、つい見て見ぬふりをしていませんか?汚部屋を脱出するために大切なのは、「完璧を目指さず、小さく始める」ことです。
今日から無理なく始められる「お片づけ習慣」を4つご紹介します。
【1】まずは“片づける目的”を決める
何事にも目的や目標がなければ、ゴールが見えず、挫折しがちです。「なんとなく片づけよう」と思うよりも、「スッキリした部屋で気持ちよく過ごしたい」や「友達を呼べる空間にしたい」など、片づける理由を明確にすると、やる気が持続しやすくなります。
例えば、「探し物に時間をとられない暮らし」を目指して、母と一緒に始めた実家のお片づけ。
ゴールが明確なので、使うモノだけをぱっと見でわかるようにお片づけをし続け、半年ほどかけて目標を達成できました。
【2】1日5分からの「捨て習慣」をつける
いきなり「全部片づけよう!」と思うと、散らかった部屋をながめて心が折れてしまいがちです。まずは毎日5分だけ「いらないもの」を捨てることから始めてみませんか?
捨てる基準の例
- 引出しの奥底に眠る「 1年以上使っていないもの」
- 似たようなものが複数あるもの(例えば、ショップバッグなど)
- 着ても気分が上がらない服
「捨てるものがない」と思ったら、不要なレシートやチラシを捨てるだけでもOK!小さな成功体験の積み重ねが大切です。
【3】「使う場所」に収納を決める
モノが散らかる原因のひとつは、「定位置が決まっていない」ことです。例えば、リモコンはテレビ台、鍵は玄関近くなど、使う場所の近くに収納を作ると、散らかりにくくなります。
ひとつひとつのモノと向き合って、使う場所の近くに収納場所を決めましょう。
【4】「お片づけタイム」を習慣化する
汚部屋脱出のカギは、「リバウンドしないこと」。そのためには、毎日少しずつ片づける習慣をつけるのが大切です。
3つの「お片付けタイム」
- 朝の「リセットお片づけ」
例えば、わが家では朝の支度が終わったら、大人はキッチンとダイニング、子どもはリビングをリセットします。
朝のうちに散らかした分なので、5分もかからずにリセットできます。帰宅時に散らかったのままだと、体と心がさらに疲れてしまいますが、リセットされていると心地よく過ごせます。
- 寝る前の5分のお片づけ(床に落ちたものを拾う、テーブルを拭く)
寝る前に5分だけお片づけをすると、翌朝スッキリとした部屋で朝支度が行えるので、気持ちの良い一日をはじめられます。
- ついでに1つ…でOK!元の場所に戻す習慣
部屋を移動する際に何か1つだけでもいいので、不要なモノを元の場所に戻す習慣をつけると、モノが停滞しなくなります。ついでにやるだけなので、負担なく続けられます◎
まとめ
汚部屋を一気に片づけようとすると、挫折することもあります。「小さく始めて、少しずつ続ける」ことが大切です。まずは、「1日5分、捨てることから」始めてみませんか? 続けるうちに、自然とお片づけが習慣になり、気づけばスッキリした部屋に変わっているはずです。
あなたの汚部屋脱出を応援しています!
わたし自身、整理収納アドバイザーになった今もトライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。

なぜすぐに散らかってしまうのか?知れば負のループから抜け出せる解決策4選
忙しい毎日の中、気が付けば部屋が散らかっていた…というのは誰しも経験があると思います。部屋が散らかる原因がわかれば、お片づけの時間が減り、部屋をきれいに保つことができます…
☆この連載は<隔週金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに!