おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回おこなうのは、「肩甲骨」まわりのストレッチ第一弾。
左右の肩甲骨を背中側にグッと引き寄せて、胸を開く姿勢をよくする方は注目!
この動きをするときに使われるインナーマッスル・菱形筋(りょうけいきん)に緊張状態が続くと、肩甲骨と肩甲骨のあいだに凝りが生じやすくなるためです。
菱形筋の位置とストレッチ方法
- 【菱形筋の位置】脊柱(首のつけ根あたり)から肩甲骨の内側についている筋肉です。
- 【菱形筋のストレッチ方法】肩甲骨を下げながら外転させることで、ストレッチできます。
それでは、実際にストレッチを行っていきます。
「肩甲骨のあいだがダルい」ときのストレッチ
1)あぐらで座り、肩の高さで手の指を組む
→手でお尻のお肉を外にかき出し、左右の座骨(お尻の下の尖った骨)に均等に体重を乗せると骨盤がスッと起きやすくなります。腕は肩の高さに持ち上げて、手の指を組みましょう。
2)【息を吸いながら】腕を天井方向に伸ばす
→手のひらで天井を押すような意識で、一度上に向かって心地よい伸びをします。腕が耳よりも前に倒れないように気を付けます。
3)【息を吐きながら】背中を丸め、腕を体の前に伸ばす
→次の吐く息に合わせて背中を丸め、腕を肩の高さまで下げます。手のひらは前の壁を押すような意識で突き出し、左右の肩甲骨のあいだにグーンと広がりを感じましょう。<回数:5呼吸>
余裕がある場合はさらにストレッチ
【息を吐きながら】上体を左右に傾ける
→背中を丸め、左右の肩甲骨のあいだに広がりを作った姿勢のまま上体を右へ。左の肩甲骨まわりがよりしっかりとストレッチされるのを感じながら、呼吸を繰り返します。
反対側も同様におこないましょう。<回数:左右各5呼吸>
このストレッチは、椅子に座ったまま、または立ったままでも比較的場所を選ばずに行えます。凝りや疲れを感じる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!