おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回おこなうのは、翌朝すっきり目覚めるために「背中の緊張を緩める」ストレッチ。
頭~背中にかけては、体全体を支えるいくつもの重要な筋肉があります。
これらの筋肉の主な役割は、首や背中を曲げたり伸ばしたりすること。一方で長時間同じ姿勢を続けて筋肉を使わずにいると、血流が悪くなり、凝り・痛みを生じさせることがあります。
例えば“寝ている時”です。
「よく寝たはずなのに、朝から背中がバキバキ…」というのは、寝具や寝相の影響もあって筋肉が凝ってしまっていることも理由のひとつ。
また、日頃からストレスや緊張を抱えやすい人は、寝ている間も体に力が入っていて筋肉の凝りを引き起こすケースもあります。
ここからは、【寝る前5分】で背中の緊張を緩めやすくするストレッチをご紹介。
ベッドの上に座ったままできるので、ぜひ試してみてくださいね。
【寝る前5分】背中の緊張を緩めるストレッチ
1)あぐらで座り、左腕を頭上に伸ばす。
→手でお尻のお肉をかき分けて左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤を起こして座ります。下腹部と脚はリラックスさせましょう。
左腕は頭上に伸ばし、右手はお尻の横につきます。
2)【息を吐きながら】上体を右に倒す。
→左ひじは緩めていてOK。上体を真横に倒し、肋骨~骨盤のあいだを心地良く引き伸ばしましょう。
3)【息を吸いながら】右胸を天井に向けて突き出す。
→上体を右に倒したまま、さらに胸を開きます。左腕をうしろに引き、右胸を天井に向けて突き出すようにすると◎
4)【息を吐きながら】背中を丸める。
→ここでも上体を右に倒したまま体を前に傾けていき、背中を丸くします。左肩や肩甲骨周辺~背中、腰にかけて心地良い伸びを感じましょう。呼吸に合わせて3~4を繰り返します。
反対側もおこないましょう。<回数:左右各5~10回>
ポイント
呼吸に合わせて上体を前後に揺らし、肩甲骨まわりや背中~腰に“呼吸の通り道”を作るイメージでおこないましょう。
それでは今日も、良い1日を!

「巻き肩」改善!横向きで目覚めた朝にもおすすめ【頑張りすぎないストレッチ】
巻き肩とは、肩が内側に向いて丸くなった姿勢のこと。
腕が耳よりも前に出て、上半身がキュッとすくんだ姿勢になっていることがひとつの目安です。
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!