おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回ご紹介するのは、首と肩をまとめてストレッチする方法。
次の項目に当てはまる人に、ぜひおすすめしたいストレッチです。
首と肩のストレッチがおすすめな人のセルフチェック
●首を左右に回しにくい、倒しにくい
●肩や背中に凝り・痛みを感じる
●猫背の姿勢になりがち
●首~肩にかけての境目あたりが硬く盛り上がっている
首と肩に動かしにくさや凝りを感じる場合、「肩凝り筋」と呼ばれる僧帽筋(そうぼうきん)の上部が凝っていることが考えられます。
僧帽筋は首から背中にかけて広がり、上部・中部・下部に分けられる大きな筋肉。
無意識のうちにやりがちな猫背のような偏った姿勢で長時間筋肉が固定されると、凝りにつながります。
また僧帽筋は上・中・下、それぞれの部位別にストレッチしてあげる必要があるのですが、ここでは首・肩凝りと関係がある上部に注目。小さな動きでストレッチできるので、場所を選ばないところも◎
【小さな動きでOK】「首」と「肩」を同時にほぐずストレッチ
1)楽な姿勢で座る。腰の位置で手の指を組んだら、こぶしを右側に寄せる。
→床と椅子、どちらに座ってもOK。背筋をスッと伸ばし、腰の位置で手の指を組みましょう。こぶしを右側に寄せ、左手を右脇腹に引っかけます。
背筋を伸ばすコツ:お尻のお肉を手でかき分け、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せると、骨盤が起きて腰や背筋が伸びやすくなります。
2)【息を吐きながら】頭を右に倒す。
→吐く息に合わせて、頭を右・真横にゆっくり倒していきます。<回数:5~10呼吸>
3)【息を吐きながら】あごを引いて、頭を前に倒す。
→2の姿勢のまま、あごを引いて頭を前に倒しましょう。首の左側の筋肉~肩上部の筋肉を伸ばしていきます。<回数:5~10呼吸>
反対側もおこないましょう。
ポイント
僧帽筋上部は、「肩甲骨を下げた姿勢で頭を横や前に倒す」と効果的にストレッチできます。
ただし首はとても痛めやすい部位でもあるので、筋肉がより凝り固まりがちな起床後におこなうときはさらに丁寧な動きを意識するといいでしょう。
痛みを感じる場所は、無理なくゆっくり動かして!
それでは今日も、良い1日を!

【集中力が回復!】頭部の血流UP「首のストレッチ」
今回おこなうのは、デスクワーク中に途切れてしまった“集中力を回復させる”ストレッチ。
まだまだやらなくてはいけない仕事がたくさん…。それなのに、プツッと集中力が途切れてし…
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!