おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
デスクワークが続くとどうしても肩が前に出て、背中が丸まった姿勢になりがち。このときのお腹まわりは、筋肉がお休み状態。かつ、内臓が圧迫されているので、いわずもがな、肩はこってガチガチに…。
シリーズでお届けしている「ゆる体幹トレーニング」。今回は、身体の前面を大きく伸ばして「猫背の改善」「ツライ肩こり」にアプローチするポーズを紹介します。
シリーズ第5弾!猫背と肩こりを改善する「ゆる体幹トレーニング」
姿勢の改善には、身体の前後の筋肉のバランスが重要に。今日はお腹と背中を使うポーズで体幹トレーニングをしていきたいと思います。
肩を後ろに引いて胸を大きく開くこのポーズは、姿勢の崩れからくる肩こりに悩んでいる方にもオススメですよ。
1) 脚を前に伸ばした姿勢で座る
※手の指先はお尻のあたりについておきます
※頭頂部から尾骨までが一直線になるように、背筋を伸ばしましょう
2) 両手を引いて、上体を軽く後ろに倒す
※手の指先はお尻のほうに向けます
※腰を丸めないように意識しましょう
3) 腰を床から持ち上げて、身体の前面を大きく伸ばし、呼吸を5回繰り返す
※両脚を揃え、脚の付け根を押し出すようにして身体を持ち上げます
※左右の肩甲骨を中央に寄せるようにして胸を開き、肩・首は楽にします
※頭頂部からつま先まで、斜め一直線になるように意識しましょう
(3)のポーズを取るのが難しい方は、両ひざを曲げて強度を下げたポーズから始めましょう。
※お尻の位置が下がらないようにするのはポイントです
また、下のように頭を後ろに垂らして喉の周辺まで大きく伸ばしてもOK。
※身体に痛みや違和感がある方は、無理におこなわないでください
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体幹に効いてくる感覚。そして、縮こまっていた身体の前面がグーンと引き伸ばされる心地よさを感じられる、猫背や肩こり改善に効くポーズを紹介しました。
長時間にわたるデスクワーク後の習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。
☆この連載は<毎週金曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!