おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
現代人に多い、猫背の姿勢。パソコン作業をするときやスマートフォンを見るときに腕を体の前に出すことから、肩が内側に入って、背中が丸まった姿勢がクセになってしまうことが原因と言われています。
さらにその姿勢のまま長い時間過ごすことで、肩甲骨まわりの筋肉が凝り固まって緊張し、血行不良が起こって肩こりが発生。
ちょっとした空き時間ができると、「ふとスマートフォンを手に取ってしまう」という暮らしが当たり前になりつつある今。肩こりの悩みも、これまで以上に深刻化してきていますよね。
そこで今回は、「スマホ猫背」で動きが悪くなった肩甲骨まわりをほぐすストレッチを紹介していきたいと思います。
スマホ猫背におさらば!「肩こり解消ストレッチ」
【1】 あぐらの姿勢で座り、息を吸いながら両腕を頭上に持ち上げ、指を組む
※左右のお尻に均等に体重を乗せ、骨盤は立てておきましょう
※手のひらは内側に向けましょう
【2】 息を吐き、背中を丸めながら、腕を肩の高さまで下げる
※手と肩甲骨で、前後に引っ張り合うような意識で
【3】 そのままの姿勢で、ゆっくり息を吸う
【4】 息を吐きながら、腕を右側に移動させる
※左の肩甲骨周辺がストレッチされるのを感じながら、ここでも手と肩甲骨で前後に引っ張り合います
【5】 息を吸いながら、腕を体の正面に戻す
【6】 息を吐きながら、腕を左側に移動させる
※右の肩甲骨周辺の、心地よい伸びを感じましょう
【7】 最後に息を吸いながら、体を正面に戻したら…
腕を横に大きく開く
※胸を前に突き出し、目線を上げます
※左右の肩甲骨を中央に寄せるように意識しながら、腕を横に広げましょう
この動きを、呼吸に合わせて3〜5回ほど繰り返してください。
***
今やパソコンやスマートフォンはなくてはならない存在。「日に日に使用時間が長くなる」という方は、肩甲骨まわりのストレッチを取り入れて、肩こり対策を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新です。来週もどうぞお楽しみに!