健康や美容にも大きくかかわってくる、毎日のお通じ。食事や生活習慣に気を配るのも重要ですが、ストレッチで腸を刺激してあげるのも効果的!
今日は、ヨガインストラクターの 高木沙織さんの連載の中から、お通じ改善ストレッチを3つご紹介します。
眠っていた腸を起こす!「伸び」+「ねじり」のストレッチ
寝起きの体は、縮こまって硬くなっています。そこに、軽い「伸び」と「ねじり」で、優しく刺激を与えていきましょう。
1)あぐらの姿勢で座り右手を頭上に伸ばしたら、上体を左側にねじる。そのまま5回呼吸する。
吸う息でお腹を膨らませ、吐く息でへこませながら呼吸を繰り返す。
2)反対側も同じように行う。
この時、腹部への刺激を意識するのがポイントです!
さらに腸を刺激!深く「ねじる」ストレッチ
1つ目のストレッチは、比較的体への負荷が小さいもの。ちょっと物足りない方や、より効果を実感したい方は、少し強度を上げたこちらのストレッチも実践するのがおすすめです。
1)右ひざを立てて座ったら、上体を右側にねじり、5回呼吸する。
2)反対側も同様におこなう(左ひざを立てて座ったら上体を左側にねじり、呼吸を5回)
ねじる、伸ばすといった動作で腸を刺激すると、便意が起こりやすくなりますよ。
寝起きの体を動かすことで、目覚めもスッキリします♪
(参考:腸を刺激してスッキリ!朝の「お通じ」をよくする簡単ストレッチ2種)
お腹のガス抜き!「うつ伏せストレッチ」
便秘が続くとお腹が張って不快な時がありますよね。それは、便と一緒にガスが溜まっている状態かもしれません。
ガスは腸のぜん動運動を鈍するので、スムーズな排便の大敵!お腹がパンパンに張る時は、うつ伏せで腹部に圧をかけるストレッチを試してみてください。
1)うつ伏せになり、肩の下にひじをついて上体を起こす。この状態で呼吸を5回繰り返す。
2)左肩を内側に入れ込むようにして、上体を右側に向ける。呼吸を5回繰り返す。
この時、 左右の骨盤が床についた状態を保つようにしましょう。
3)右肩を内側に入れ込むようにして、上体を左側に向ける。呼吸を5回繰り返す。
吸う息でお腹を膨らませ、吐く息で薄くへこませながら、(1)~(3)のストレッチを2~3回繰り返します。
4)余裕のある朝は、肩の下に手をついてひじを伸ばし、上体を反らすストレッチ(呼吸を5回繰り返す)で、腹部を縦に引き伸ばす。
腰に痛みがある方は、無理に行わないようにしましょう。
5)ストレッチの終わりには、お尻を後ろに引いてかかとに乗せ、額を床につけるポーズ(呼吸を5回繰り返す)で、反らせていた腰の緊張を緩める。
布団やベッドの上でもできるストレッチなので、起きてすぐに実践できます。
お腹のガス抜きをすることで、不快感を解消し、お通じを促してくれる効果が期待できますよ♪
(参考:腸を動かしてガス抜き!うつ伏せでお腹すっきり「朝の快便ストレッチ」)
***
便秘を解消することで、ダイエット、免疫アップ、美肌効果なども期待できますよ。
手軽にできるストレッチ、ぜひ試してみてくださいね。