5月8日:今日は「ゴーヤーの日」
ゴーヤーチャンプルなどの料理に使われるゴーヤー。ちょっぴり苦みがありますが、ゴーヤー好きな人は意外と多いようですね。
そのゴーヤーの苦みですが、漢方では、”カラダの余分なものを排出して乾燥させる効能”があるとされ、暑くなるこれからの季節にピッタリの食材だと言われています。
さらに、ゴーヤーにはほかにも、目からウロコのすばらしい効果があるようです♪
ダイエット効果あり!?種とワタは捨てないで!
ゴーヤーは沖縄などがおもな産地ですが、暖かい地方で採れるものには、カラダの熱を冷ます食べ物が多いといわれています。
これは「旬の食べ物は、その土地で暮らす人のカラダに必要なもの」という、漢方の”身土不二(体と環境は切りはなすことができない)”の考えによるもの。
これをもう少し詳しくみると、『ゴーヤーはカラダの余分な熱や水分・毒となるものを排出し、熱さましと解毒のチカラをもつ食材で、発熱や便秘、細菌性の下痢、暑気あたりによい食べ物』とされているのだとか。
ゴーヤーは暑い時期に旬をむかえて店頭に並びますが、その季節にゴーヤー料理がおいしく感じるのは、カラダが自然とその食べ物の効果を欲しがっているからなのかもしれませんね。
いっぽう、熱を冷ます作用があるということは、寒い季節には適さないということ。涼しい地域の人が、このような作用のある食材を多く食べるとカラダを冷やすこともあるので、やや控えめにいただくといいそうですよ。
そのゴーヤーは、栄養面でもさまざまな症状に効果があるようです。
例えば、トマトの5倍ともいわれるビタミンCは、加熱に強かったりニキビや美肌に効果的だったり。苦み成分(モモルデシンとチャランチン)には血糖値やコレステロールを下げる作用があることから、糖尿病やガンの予防に効果的だったり。
また、捨ててしまいがちなゴーヤーの種やワタには、体脂肪がふえるのを防ぐ共益リノール酸が含まれているため、ダイエットにも効果があるといわれています。
ゴマ油やオリーブオイルでサッと炒めるだけで、十分おいしくいただけるので試してみては?かき揚げやピカタにしたり、苦みが好きな人ならば、種とワタをつけたまま調理するのもいいですね。
ゴーヤーはグリーンカーテンとしても育てやすく、収穫の楽しみもあるので、夏に向けてベランダで育ててみるのもいいかもしれません。ちょうどこの時期から育てると、夏には涼しげなグリーンカーテンが完成!種からまく場合は、先のとがった方を少しカットして3~4日水にひたし、芽がでてきたら土に植えかえるといいそうですよ。
そして今、地震で大変な熊本県は、全国4位のゴーヤーの収穫量をほこる県です。被災した地域が1日も早く復興し、ゴーヤーが豊かに実りこころ穏やかな生活が戻ることを、心から祈っています。
夏を元気に乗り切る!「ゴーヤ」をつかった朝ごはんまとめ
ゴーヤーには、おなじみの「ゴーヤーチャンプルー」以外にも、朝にうれしいサラダやスープ、お弁当に便利な常備菜…さまざまな調理方法がありますよー!ゴーヤーのさまざまなレシピをご紹介します♪
「ゴーヤーの日」とは?
五(ご)八(や)で「ゴーヤー」の語呂合せと、5月からゴーヤーの出荷が増えることから、JA沖縄経済連と沖縄県が1997年により制定された。