今日のカフェボンボンの本棚は、日曜日の絵本。
このお話を教科書で読んだ方も多いかもしれません。懐かしい物語のページを開いて「おにた」に再会してください。節分の夜にぜひ。
物置小屋の天井に住む、くろおにの子「おにた」。
心やさしいおにたは、その家の男の子のビー玉を拾ってやったり、にわか雨の時には洗濯物を取り込んだりしたこともあったんです。そおっとね、誰にも気づかれないように。
節分の夜がやってきて、男の子が豆まきを始めると、おにたは古い麦わらをかぶって……。
雪をふみしめて歩いたおにた。はだしの小さな足あとに、どの場面よりも心がしんとなる。
節分が過ぎたらまた戻ってきてくれたらいいな。おにたの物語がこうしてずっと受け継がれていくように。
『おにたのぼうし』
文:あまんきみこ/絵:いわさきちひろ
出版社:ポプラ社
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しい日曜日を。
Love, まっこリ〜ナ
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