「食事量は変わらないのに、なぜかお腹がぽっこり…」「最近、代謝が落ちた気がする」
こんな夏の“太りやすさ”を感じていませんか?
実はその原因、“むくみ”が関係していることもあります。冷房や冷たい飲み物でお腹まわりが冷えると、腸やリンパの流れが滞りやすくなり、体内に水分や老廃物がたまりやすくなります。今回は、“おなかのむくみ”と“夏太り”の意外な関係、そして朝から始められるセルフケア習慣をご紹介します。
腸リンパの滞りをケアする朝のインナーケア

“腸リンパ”の滞りが、ぽっこりお腹を招く?
腸では毎日、胃液や腸液あわせて約5000mlもの消化液が分泌され、栄養や水分とともに腸→腹膜→肝ぞうへと運ばれています。腸の毛細血管から腹膜の静脈・リンパ管を経由して、肝ぞうには毎分1.5ℓもの血液が流れ込みます。冷たいものの摂りすぎ、エアコンによる冷え、運動不足が続いていると、この循環が滞って腸内環境の乱れやむくみが起こりやすくなるのです。

夏は「肝ぞう」が疲れやすい季節
東洋医学では、夏は肝ぞうの経絡が活性化する一方で、肝ぞうや胆のうに疲れが出やすい季節とされています。おなかのむくみやぽっこり感も、肝ぞうの疲れが影響している可能性があります。

肝ぞうを整える、夏のセルフケア
- ネバネバ食材(オクラ・長いも・メカブ)で腸内をきれいに
- 薬膳ハーブで肝機能をサポート
- ビタミンA(モロヘイヤ・にんじん・レバーなど)で腸と肌を修復
- 横隔膜のストレッチで呼吸と内臓の動きを活性化

おなかの筋肉を“動かす”ケアも大切
腹筋は、リンパや血流を流すポンプの役割も果たしています。とくに呼吸と連動する腹圧の動きは、肝ぞうや腸の機能を後押ししてくれます。おすすめは「ドローイン」という簡単な呼吸エクササイズ。お腹をへこませたまま呼吸を続けることで、深部筋の腹横筋が刺激され、小腸や大腸を中心に内臓の働きが整う効果があります。

「おなかのハンズケア」で冷えをリセット
冷房や冷たい飲み物で冷えたお腹には、「おなかのハンズケア」もおすすめ。お腹に手を触れてケアするだけで副交感神経が働き、腸や肝ぞうの働きがよくなり、むくみの解消がスムーズになります。

まとめ
「そんなに食べてないのに太る…」という悩みの背景には、むくみと内臓の疲れが隠れているかもしれません。腸リンパや肝ぞうの流れを整えることで、代謝も軽やかに。
ネバネバ食材や薬膳ハーブ、ドローイン・エクササイズ、おなかのハンズケアなど、朝からできるインナーケアで、夏のお腹を内側から整えていきましょう。
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【食後のぽっこりおなかに/小腸・大腸のハンズケア】
【おなかの冷えを整えたい方に/腸のハンズケア】
次回は、<夏のインナーケアにはこれ!天然の“美容ハーブ”でつくる朝のスムージー>の予定です。お楽しみに!

