「最近、肌がくすんで見える」「お腹まわりがスッキリしない」。こんな夏の不調を感じていませんか?
実はそれ、“腸内フローラ”の乱れからくるサインかもしれません。腸内環境は、消化やお通じだけでなく、肌の透明感やボディラインにも影響すると言われています。
特に夏は、冷たい飲み物、エアコン、睡眠不足などで腸を冷やしやすく、バランスを崩しやすい季節です。今回は、腸内環境と美容の関係、そして日常に取り入れたいおなかケア習慣をご紹介します。
腸のコンディションが、ウエストラインと肌質にあらわれる理由

腸と肌はつながっている?
私たちの腸内には100兆個以上の細菌が存在し、善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスがとれた状態が理想的です。とくに注目したいのは、腸内でつくられるビタミンB群や短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸など)。これらは肌の再生やバリア機能の維持、炎症の予防などに役立つことが知られています。
腸内フローラが乱れると、便秘や肌トラブルが重なりやすくなり、見た目の印象にも影響が出やすくなります。さらに、便秘によって腸に老廃物やガスがたまると下腹部がぽっこり出る原因にも。

夏におすすめの腸ケア習慣
- 冷たい飲み物・生野菜を控え、温かいスープや味噌汁を
- オクラ、モロヘイヤ、長イモなど、ネバネバ野菜を食卓に
- ぬか漬け・みそ・麹の甘酒など発酵食品をプラス
- 朝はショウガ湯を飲んで、お腹をやさしく目覚めさせる
- 夜間のスマホを控え、腸や肝ぞうを休めるために30分早く就寝する

夏こそ、おなかを冷やさないように
暑さや運動不足で腸の動きが鈍りがちな夏。
とくに腸のまわりの腹膜は、動脈・静脈・リンパ・神経などの通り道で、ここが冷えると栄養や水分の運搬がうまくいかず、血液をきれいにする肝ぞうにも負担がかかります。さらに、猫背や背骨がかたくなり、腹膜の伸び縮みが悪くなると腸の動きも鈍り、ぽっこりお腹やお通じの滞りにつながりやすくなります。
そんなときにおすすめするのが、「おなかのハンズケア」
お腹に手を触れて動かすだけでも、腹部の血流が促進され、内臓の働きが整いやすくなります。
エアコンや冷たい飲食物で冷えがちなときは、内臓をやさしく動かしてあたためる習慣を取り入れてみましょう。夏場の運動不足を補って、腸の蠕動運動と肝ぞうのデトックス作用を促す効果も期待できます。

まとめ
ウエストラインや肌質の変化に気づいたら、スキンケアや運動だけでなく、「腸の状態」に目を向けてみてください。冷えやすい夏だからこそ、腸内環境を整える食事と、おなかに触れる習慣で内側から体質を整えていきましょう。

▼動画はInstagramでチェック▼
【ぽっこりおなかが気になる方に/腸下垂のハンズケア】
【おなかから肌質を整えたい方に/肝ぞうのハンズケア】
次回は、<「無添加ぷるぷる♡ ”ちょうぷるゼリー”で始める朝の腸活」>の予定です。お楽しみに!

