「なんとなく体が重い」「最近、肌の調子がいまひとつ」「お通じがすっきりしない」――そんな日々の不調は、もしかすると“おなかが訴えるサイン”かもしれません。
私たちの腸には、1000種類・100兆個以上の腸内細菌がすんでおり、そのバランスはお通じだけでなく、美肌、免疫、体の痛み、気分にまで影響します。
今回は、腸の状態を3タイプに分けてセルフチェックできる「腸タイプ診断」をご紹介。体質を知って、心地よい毎日へのヒントにしてみましょう。
腸の声に耳を傾けて、“ごきげん腸さん”を目指そう
腸内フローラは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスがカギ。最近では「どんな菌が多いか」で、体質や不調の傾向もわかるようになってきました。以下のチェック表で、あなたの腸タイプをセルフ診断してみましょう。
腸タイプ診断チェック表
(当てはまる項目が多いタイプが、あなたの腸タイプです)
- 便秘がち、ガスがたまりやすい……タイプA
- 肌荒れや吹き出物が出やすい……タイプA
- 食後にお腹が張ることが多い……タイプA
- 風邪をひきにくい……タイプB
- ヨーグルトや納豆を食べると調子がいい……タイプB
- 肌や気分が安定している……タイプB
- 甘いものやパンがやめられない……タイプC
- むくみやすく、太りやすい……タイプC
- 食後に眠くなりやすい……タイプC
【体質診断】あなたはどのタイプ?
タイプA|おつかれ腸さん
悪玉菌が多く、腸の働きがスローに。便秘・肌荒れ・どんより気分に注意。発酵食品や食物繊維で“めぐり”をサポートしましょう。
タイプB|ごきげん腸さん
善玉菌が元気なバランスタイプ。腸内環境が整い、肌や免疫の調子も◎。今の生活習慣を大切に。
タイプC|ためこみ腸さん
短鎖脂肪酸が不足気味で、代謝や血糖コントロールがゆるやかに。むくみや体重増加に注意し、腸のエネルギー産生力を高める食生活を心がけましょう。
腸の働きが気になる方には、「おなかのハンズケア」によるナチュラルな腸ケアもおすすめ。手を使って内臓の動きをやさしく整えることで、お通じや代謝のリズムをサポートします。トリートメントやセルフケアのひとつとして、腸をいたわる時間をつくるのもポジティブな健康習慣です。
まとめ
腸は、私たちの体質や心の状態を映す“鏡”のような存在。「私、おつかれ腸さんかも?」「ごきげん腸さんを目指したい!」と、自分の腸に意識を向けるだけでも体質改善の第一歩になります。
朝のひととき、腸にやさしい食事やセルフケアで、こころとからだの調子を整えてみませんか?
【2分でできる】腸のハンズケア動画
腸内環境の乱れ、ポッコリお腹が気になる方に。優しくお腹に手を当てて行う簡単セルフケアで、おなかの働きをサポートします。
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【大腸のハンズケア】
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次回は「梅雨のだるさ、実は“体温リズムの乱れ”が原因かも?」を予定しています。お楽しみに!