「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪
第22回:新年度にやる気アップ!朝勉強のコツ(後編)
おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
前回の記事( 新年度!朝勉強のやる気がアップする「Wantリスト」とは )では、気が重い勉強を始めるときに、朝の時間にできることのうちの1つ「やらなきゃいけない勉強の先を見る」ことの具体的な方法をお伝えしました。
後編の今回は、2つめのコツである「勉強の順番を間違えない」ことについて紹介します。
前回のおさらい
前回の記事では、あまりやる気が起きないけれど、進めないといけないもののモチベーションを上げるためには、やらなきゃ(Have to)の先につながる良いこと(Want)をいくつか挙げてみる提案をお伝えしました。
例えば、会社で必ず取る必要がある(でも興味がない)試験勉強などには、具体的には次のようなWantを見つけていきます。
- 努力の成果が目に見えたら楽しい!
- 給料アップさせたい!
- サッサと終わらせて、自分の時間を増やしたい!
- 決裁権をもらって自由に仕事がしたい!
- 今後副業でも活用したい!
このような「ちょっと先にあるWant」を朝のうちにリスト化することで、楽しく取り組めるようになります。
優先順位を間違えると「あっという間に時間がなくなる」
今回のテーマは、「勉強の順番を間違えない」ことです。
例えば朝の時間も使って「資格試験の勉強をする」と一言でいっても、することはたくさんありますよね。情報収集する、参考書を読む、暗記する、問題集を解く、模擬試験を受ける…など。
これらのどこに重みをつけて、その順番でやるかによって、「間に合わない!」となるか「準備万端!」となるかが変わってきます。
勉強を構成する4つの要素
図にすると、勉強の構成要素は大きく4つです。
「情報収集する」「参考書を読む」「問題集を解く」「暗記する」の4つの要素があり、そのうち、「参考書を読む」「問題集を解く」「暗記する」は、それぞれ参考書・問題集の章の数だけ、進めるべきタスクが存在します。
間に合わない!となる人が陥るワナはこれ
「いつも忙しい」「勉強が間に合わない」、という人の多くは、まず参考書を買って、読んで、全体像を把握してから始めようとします。実はそれがダメダメパターンかもしれません。
私の考えですが、頑張っているのにうまくいかない人の多くは、次の順番で優先順位をつけています。
【1】参考書を読む
【2】情報収集する
【3】暗記する
【4】問題集を解く
一方で、実際にサクッと合格している人は、次の順番で優先順位をつけています。
【1】情報収集する
【2】問題集を解く
【3】参考書を読む
【4】暗記する
まず全体像を把握したい、という気持ちはよく分かりますが、最初に優先すべきは参考書を読むことではなく、「情報収集」です。
情報収集とは、例えば次のようなものです。
- 試験の時期
- 合格率
- 試験時間
- 試験問題の形式(択一か記述か、平均勉強時間、問題数、合否判定基準、必要な勉強時間など)
効率的な勉強のためには、これらの情報収集にまず時間をかけることをおすすめします。
また、資格試験の準備が間に合わない人の多くは、問題集を仕上げとして使うために最後に大事にとっておく傾向にあります。
このやり方だと、自分がどこに弱いのか、何につまづいているのかがわかりにくくなります。
情報収集したあとはすぐに、自分でまったく理解していなくてもまずは問題集を解いてみましょう。そうすると、自分ができないところが明らかになります。その上で勉強したほうが効率的ですよね。
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資格試験は、準備が命。勉強の順番を変えるだけで「間に合わない!」と困ることが減りますよ。脳がフレッシュな朝の時間を使って進める、効率の良い勉強法を、ぜひ試してみてください。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編:新年度!朝勉強のやる気がアップする「Wantリスト」とは