「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪
第9回:脱・リベンジ夜ふかし!早寝チャレンジはじめよう(後編)
おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも
「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」
「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」
「突然できた自由時間を持て余してしまう」
…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。
前回の記事では、朝も夜もめいっぱい楽しみたいときどうするか?にの悩みにお答えしました。
やりたいことが多すぎて早起きも夜ふかしもやめられない場合、「そもそも時間はないことを知る」「24時間を全部自分のものにしようとしない」ことが大切とお知らせしました。
限られた時間で好きなことを楽しむためには、朝型が好きか、夜型が好きか、自分のスタンスをハッキリすることが大切です。
後編の今日は、やっぱり朝型がいい!(=夜ふかしはやめたい)と思ったときの「リベンジ夜ふかし」克服法についてお届けします。
日中思い通りに過ごせる→夜のストレスが減る
リベンジ夜ふかしをしがちな方は
「唯一できた夜の自由時間。やっと我慢してできた時間を大事にしなくてどうする!もったいないから楽しもう!」
という心理でついつい夜ふかししちゃいます。
つまり、日中を思い通りに過ごすことができれば、夜にストレス解消する必要がなくなる…と考えることができます。
リベンジ夜ふかしをやめたいなら、まずは日中思い通りに過ごすにはどうしたらいいか?を考えてみましょう。
高めるべきは「時間見積もり力」
具体的な解決法は、時間見積もり力を高めることです。
自分の時間を正確に見積もり、自分がやりたいことを想定通りスムーズに過ごすことができるようになれば、「思い通りにいかない」ストレスは減ります。
例えば、「締め切りまであと30日ある」という仕事をしているとしましょう。
リベンジ夜ふかしをしてしまうときは、上記の図の上段のように考えることが多いです。
つまり「あと30日。最後の10日もあればできるはず」と見積もるけど、突発事項がいろいろあって慌てて徹夜したり、締め切りを伸ばす交渉にストレスを感じたり、予定どおりできなかったと自分にガッカリしたりしてしまうのです。
締め切りまであと30日というときは、上記の図の、下段のように考えるとうまくいきます。
土日を引いて、実際動ける時間をまず見ます。そうすると30日まるまる自分の時間ではないことがわかります。土日を入れずに20日ぐらいですね。
20日のスケジュールから、突発事項になりうる時間を引いて計算します。
たとえば、突発事項とは次のようなものです。
- 割り込み仕事
- 自分の体調不良
- 先方が締め切りを守らない
- 子どもが熱を出す
突発事項を加味すると、実質15日ぐらいになるかと思います。
つまり、「1ヶ月もある!」と思っていても、実は「半月しかない」のです。
このように見積もって計画しておけば、余裕をもって色々な事を進めることができます。
このように見積もってから物事を進めることで、自分が立てた計画が思い通り進められた!という充実感が感じられます。
そうすると、日中思い通りにできないストレスからは開放され、徐々にリベンジ夜ふかしからも離れることができますよ。
スーパーマンにならなくてもいい
やる気があり、やりたいこともたくさんあるからといって、スーパーマンのように「毎日100%、怒涛の集中力で乗り切ろう!」と思うと、疲れてしまいます。
また、思い通りにいかなかったとき自分にガッカリしてしまうことも。
自分はしょせん凡人だと、自分をいい意味で認めることができると、自分の気持ちが乗らないときや、突発事項に振り回されて予定が狂ってしまったとしても、余裕をもった計画を立てられます。
そして、その計画をそのとおり実行できると、日中思い通りにいかないストレスも減り、結果的にリベンジ夜ふかしも少しずつ減っていくでしょう。
まずは、日中の自分時間の見積もりから、はじめてみてください!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「早起きも夜ふかしもやめられない…お悩み解決のヒント」 >> https://asajikan.jp/article/244081