「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「今日から始めよう!人生を楽しみ尽くす『朝活の手引き』」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんが、朝活を始める前にやると良い事、早起きをするためのコツ、おすすすめの色々な朝活(ホテルモーニング、イベント、朝ノートなど色々)…など、朝活初心者さんの第一歩を応援する「朝活の手引き」を毎月届けてくれます♪
第6回:早寝のマイルールを決めよう:仕事編(前編)
おはようございます!株式会社 朝6時 代表、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
この連載では、「早起きして何すればよいか分からない」「朝活って勉強したり運動したりと意識高い感じで敷居が高そう」「早起きに一度チャレンジしてみたけど、うまくいかなかったのでツライというイメージしかない」といった早起き初心者さんに向け、朝活のイメージが変わる朝時間の楽しみ方を紹介します。
今回は、「早寝のマイルールを決めよう」をテーマにお届けします。
実は早起きより難しい「早寝」
気持ち良い朝を過ごすためには、睡眠時間をしっかり確保することが大切です。
睡眠時間が短くなると、眠くて頭が働かず、日中したいことが思うようにできなくなります。早起きして素敵な朝時間を過ごしたいなら、睡眠時間は削らずに、生活時間を朝にずらすライフスタイルを考えていきましょう。
睡眠時間を削る選択肢がないとなると、早く起きるためには当然早く寝る必要があります。
けれども、実は、早く寝るのは、早起きよりも難しいもの。早起きは自分さえ頑張れば起きられますが、早寝は「自分ひとりの力ではどうにもならないこと」が多いからです。
例えば、仕事が終わらないとか、同居している家族の生活パターンに影響される、家族と一緒についダラダラしちゃう、などと…自分だけでなく、人が関わってくると調整が難しいですよね。
つまり、朝は100%自分主体で動けるのに対し、夜は行動の主導権が自分以外にある場合が多いのです。
工夫次第で、夜の時間もコントロールできる!
でも、家族と暮らしているからといって「しょうがない」とあきらめなくても大丈夫!
夜は主導権を持つのが難しいとはいえ、できることはたくさんあります。
早起きの素晴らしさを実感している朝時間.jpの読者さんなら、朝の自由な時間、自分でコントロールできていること、主体的にものごとが進む時間がどんなに気持ちいいか、気づいていますよね。
夜だって、工夫次第で自由にコントロールできる時間は作れます。まずは、自分で決められること(マイルール)を数えていき、徐々に夜の主導権も握っていきましょう。
早寝のマイルール【仕事が遅くまで終わらない…という場合】
夜の主導権を握るためのひとつの方法として、今回は「早寝のためのマイルール」を考えてみましょう。
自分でできる時短の工夫として次のようなことをルール化し、「こんなときどうする?」と、考える余地を残さないようにしてみるのです。
特に、お勤めの方は、仕事が終わらず早寝できないという悩みが多いので、こんなマイルールはいかがでしょう。
全部やろうとすると大変なので、できそうなことからでOK!相手と交渉したり、調整をしなくても自分でできるマイルールの例を集めてみました。
- 返事が必要なものやアンケートなどは後回しにしない
メールやSlack、後回しにしてもう一度探す時間はけっこう無駄。すぐ対応できるものはすぐ返事すればスッキリ!
- 仕事の単位を、時間割のように「1時間1ブロック」で考えていく
時間で区切ることでメリハリをつけてサクサクものごとを進めてみましょう。
- メールやSlack返信は、定型文を登録してみよう
PCの「辞書登録」や「ユーザー辞書」機能を活用してスピードアップ!
- 子育て世代は「月曜の午前中と金曜日はノーミーティング」
月曜は祭日でつぶれやすく、金曜は子どもが風邪菌をもらってダウンしやすいため。
- 資料を見直す回数は3回まで
見直す回数が多ければよりよくなるとは限りません!
- ミーティングは、予定をかためて入れる
ミーティングと作業は頭の使い方が違うので、モードを変えるだけで時間がかかることも。「今日はミーティングデー」として固めて入れれば勢いよくサクサク進む場合も!
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このように、仕事を早く終わらせて早く寝るために、自分主体でできることをマイルール化してみましょう。ルールにしてしまえば、あとは迷いなく進めるだけ。そう思えば、気がラクになりませんか?
まずは、なぜ早寝ができないかを考えてみて、その問題を解消するためにできるルールを考えることから、試してみてください。
明日公開予定の後編では、「ダラダラしちゃって早寝できない」「同居家族の問題で早寝できない」といった、プライベート寄りの悩みの主導権を握る方法について解説します。
☆本連載は毎月1日・2日に公開します。