「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪
第9回:脱・リベンジ夜ふかし!早寝チャレンジはじめよう(前編)
おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも
「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」
「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」
「突然できた自由時間を持て余してしまう」
…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方をご紹介しています。
第9回目の今回は、朝も夜も、めいっぱい楽しみたい!(=早起きも夜ふかしもしたい)そんな時はどうすればいいか?をテーマにお届けします。
朝も夜も、めいっぱい楽しみたい!どうすればよい?
私は2ヶ月に一度、六本木にある本屋さん「文喫六本木」さんにて「文喫xアサロク!」というリアル朝活イベントを開催しています。
(第一回の文喫xアサロクは、朝時間.jp編集部の澄江さんにゲスト出演いただきました)
先日の文喫xアサロクでた質問が興味深かったので紹介します。
「日々仕事を忙しくしていて、やっと自分の時間ができた!と思うと、つい夜ふかししてしまいます。
でも、早起きして自分の時間も作りたいです。睡眠時間はいつも少なくて5時間くらいです。健康にもよくないので夜ふかしをやめたいのですが、どうすればいいのでしょうか。」
やりたいことがたくさんあると、夜更かしもしたいし、でも早起きもしたいし…時間がどれだけあっても足りない!どうしたらいいの?と、せめぎ合いになるときはありますよね。
特に朝時間.jpの読者さんのように、日々前向きにいろいろ行動やインプットを増やしていきたい方は直面する悩みではないでしょうか。
早起きしたい人は「あれもこれも族」
私は早寝早起きをしたい人を、親しみを込めて「あれもこれも族」と名付けています。
あれもこれも族さんは、スケジュールをツメツメにして、いろんなことを進めたい人たちです。詰め込んだスケジュールを自分の工夫でクリアしていくことが好きなんですよね。
がんばり屋さんで一生懸命な方ほど、1日24時間、工夫すれば自分の時間をたくさん作れるはず!作れないのは自分の頑張りが足りないせいだ!みたいな感じで、気合と根性で乗り切ろうとしてしまいます。
でも、実際に睡眠時間が少なくなって、体調にも影響していて、夜ふかしをやめたい、でもやめられない…という場合は、早起きも夜ふかしも「どっちも」叶えるためにこそ、早起きか夜ふかしか、の「どっちか」を叶えよう、と思考を変えたほうがいいタイミングだと思います。
新刊『ME TIME』でも紹介してますが、24時間から睡眠時間、仕事時間、家事時間を引いた実質の時間は、かなり多く見積もっても、だいたい4時間ぐらいしかありません。
その残された実質時間の中で、時間配分することが必要なはず。なのに、24時間を全部自分のものとして自由に使おう!と思ってパンパンにすると、どこかで破綻します。
つまり、「そもそも時間はないことを知る」「24時間を全部自分のものにしようとしない」ことが大切ではないでしょうか。
朝型でも夜型でも!自分の好きな生活スタイルでOK
私は長年朝活を広める立場ですが、実は、早起きしても、そうでなくても、どっちでもいいと思っています。
自分が好きで、これがいい!と思ったら、そこにつきすすめばOK。夜ふかしであれこれする時間が大好きなら、別にそのまま、楽しく過ごせばよいと思います。
ただ、今回の相談者さんのように
- 本当は早起きしたいのに、望まない夜ふかしをしている自覚がある
- そんな自分を変えたいと思う
のであれば、一度朝型スタイルを試してみてもいいのでは、と思います。
「リベンジ夜ふかし」になっていない?
早起きも夜ふかしも、両方都合よくはなかなかいきません!…とだけお伝えすると、身も蓋もありませんよね。
そこで、どうして「早起きしたいのに夜ふかしもしたい」と思ってしまうか?その理由を考えてみましょう。
私の考えでは、その理由は「リベンジ夜ふかし」です。
リベンジ夜ふかしとは、過去記事『「リベンジ夜ふかし」してない?早寝早起きできる夜の過ごし方』でも少し紹介しましたが、日中は忙しく、思い通りの時間を作れない人が、夜にやっととれた自分の時間がもったいたくなり、腹いせのように夜ふかししてしまうことです。
逆に考えると、日中思い通りに過ごせていないための腹いせ、ということは、日中を思い通りに過ごせるようになれば、「早起きしたいのについ夜ふかししちゃう」はなくなるのではないでしょうか。
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以上、早起きもしたいけど夜もたっぷり時間がほしい…そんなお悩みを解決するヒント、考え方をご紹介しました。
明日公開予定の後編では、リベンジ夜ふかしをやめるにはどうする?の疑問に具体的にお答えします!
☆本連載は毎月1日・2日に公開します。