朝を楽しむ朝時間アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム。オンラインレッスン「早起きボディメイク」を主宰している齋藤美紀子さんが、1日を快適に過ごすために実践している「エネルギーマネジメント習慣」5選をご紹介します。(最終回)
おはようございます。朝時間アンバサダーの齋藤美紀子(@mikikosaito.bodymake)です。
疲れない人が実践する「朝時間」の使い方コラムも、今回が最終回です。最後のテーマは「エネルギーマネジメント」です。
聞き慣れた「タイムマネジメント」という言葉などと比べると、「エネルギーマネジメント」という言葉は初めて耳にするという方も多いのではないでしょうか?
実は、仕事・家事・育児・セルフケア…と、やるべきことが多い女性にとって、「時間管理」と同じくらい「エネルギー管理」が大切なのです。
エネルギーが不足してしまうと、時間があっても集中できなかったりして、あっという間に1日が終わり「あれ、今日何していたっけ?」という状況に陥ることも。だからこそ、「エネルギーマネジメント」を意識して、限られたエネルギーを上手に使い、1日を快適に過ごす方法を実践してみませんか?
【1】朝の「エネルギーチャージ習慣」で、1日をスムーズにスタート
1日のエネルギーマネジメントを行うにあたり、まず大切なのは朝時間の過ごし方です。これについては、前回までの4回のコラムでご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね!
▼齋藤さんのこれまでのコラムはこちら
- 第1回:“疲れない人”が実践する「エネルギーを高める朝時間」の使い方5選
- 第2回:寝起きなのに疲れてる…。スッキリ目覚めたい人のための「疲労回復メソッド」3選
- 第3回:朝活で代謝アップ!「太らない体」を作る運動のコツ4選
- 第4回:「疲れない心」をつくるセルフケア習慣!毎日を軽やかに過ごす5つの方法
特に朝のエネルギー補給(光を浴びる・水分補給・朝食)は、1日のパフォーマンスアップにとても効果的です。朝のスタートがうまくいくと、その後の行動もスムーズになります。
ぜひ朝時間を丁寧に過ごしてみてください!
【2】「エネルギーの波」を意識して、効率よく動く
朝は元気なのに、午後になるとどうしても眠くなってしまって集中できない、という経験は誰しもあるのではないでしょうか?
これはエネルギーの観点から見ると当然のことで、心配することはありません。人のエネルギーレベルは一定ではなく、1日の時間帯によって「波」があるのです。
朝は集中力が高い時間帯と言われているため、重要な仕事や考える作業に充てるのがおすすめ。反対に午後は、エネルギーが下がる時間帯と言われているため、軽めのタスクやルーチンワーク、メールの返信などを行うと良いでしょう。
特に集中力が切れる場合には、15分の休憩(ストレッチ・深呼吸)を入れることで、エネルギーを回復させることができますよ。
このように、1日のエネルギーの波に合わせて動くと、無駄な疲れを減らせます。
【3】「やらないこと」を決めて、エネルギーのムダ遣いを防ぐ
心理学者 ロイ・バウマイスター(Roy Baumeister)は、1日に多くの決断を重ねることで、脳のエネルギーが消耗し、判断力や意志力が低下する、と言っています。
脳は「決断」するたびにエネルギーを消費すると言われており、決断の回数が多くなると、徐々に重要な判断が難しくなります。
その結果、以下のような不具合が起こります。
- 集中力や思考力が低下して仕事の効率が落ちる
- ストレスが増え、疲労感が増し、気力がなくなる
- 意思決定の質が悪くなって、つい衝動的な選択をしてしまう
このような負の連鎖を防ぐためには「やるべきこと」を増やすより、「やらないこと」を決めることが効果的です。
具体的には、下の3つが効果的です。
- 朝のスマホチェックをやめて、脳を情報でいっぱいにしない
- 気が乗らない予定を無理に入れないことで、心と時間の余裕をつくる
- 完璧を求めすぎず、力を入れるべきことに集中する
いわゆる、「エネルギーの断捨離」です。
本当に必要なことにエネルギーを使い、そうではないことには使わないと決めると、エネルギーの無駄遣いが減り疲れにくくなります。
【4】こまめな「エネルギー補給」で、1日を乗り切る
午後のエネルギー切れ問題…とは言っても、頑張らなくてはいけない時もありますよね。そんな時には「エネルギー補給」を行ないましょう。
午後のエネルギー切れは、1日のバイオリズムに加えて、昼食後の血糖値の急低下が影響していることも多いです。これを防ぐためには、1日3食+間食を適切にとり、エネルギーレベルを安定させることが効果的です。
おすすめの間食はこちらです。
- 「たんぱく質+良質な脂質」の間食を取り入れる(ナッツ、ゆで卵など)
- 少量の糖質(小さめのおにぎりやオートミールなど)
- 水分(カフェインの摂りすぎには注意)
「おやつは太るから…」と感触を控えている方も、質を意識すればむしろダイエットにも効果的です。こまめなエネルギー補給で、午後もスムーズに動けるようになります。
【5】夜の「エネルギー回復習慣」で、翌日に疲れを持ち越さない
「寝ているはずなのに疲れが取れない」という方は、睡眠の質が落ちているかもしれません。睡眠の質が悪いと、翌日のエネルギーレベルが低下するとも言われています。
お風呂の入り方を工夫して、ぬるめのお風呂(38~40℃)に浸かって、副交感神経を優位にするのもおすすめ。また、「今日頑張ったこと」を振り返り、ポジティブに1日を終えるのも良いですね。
朝時間と同じように、夜時間も丁寧に過ごしセルフケアを行うことで、翌日のコンディションが大きく変わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 「エネルギー管理」ができると、1日を元気に過ごせる
- 「朝のエネルギーチャージ・エネルギーの波・やらないことを決める・こまめな補給・夜の回復」を意識すると、1日が快適に
- 「エネルギーを上手に使う」ことで、仕事・家事・運動・セルフケアの質が上がる!
これらを意識すれば、明日から「いつも元気で疲れない人」に一歩近づけます。朝時間の過ごし方が変われば、1日が変わり、人生が変わります。
スタートは小さな一歩から!ぜひ1つでも実践してみてくださいね。

「疲れない心」をつくるセルフケア習慣!毎日を軽やかに過ごす5つの方法
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【プロフィール】齋藤美紀子さん/自営業
朝5:30~6:00のオンラインレッスン「早起きボディメイク」を主宰しています。骨から整えるボディメイクのマスタースペシャリストでもあります。早起きボディメイクを通して、心、体、時間の使い方だけでなく、暮らしそのものを整える習慣づくりのお手伝いをしていきます。 東京自由が丘・ご褒美ボディメイクサロンHave a nice dayでのパーソナルセッションも行っています!
■Instagram:@mikikosaito.bodymake
■blog:https://saitomikiko.com/bodymake-online/
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